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私には手術ができない

私は顕微鏡下での手術ができません。眼科に入って初めて立体視がないことに気づきました。立体視がない、他の人には当たり前に浮いて見えるものが浮いて見えるものが浮いて見えないことに気づきました。手術の時に糸が切れないという致命的な弱点が分かった時には人工透析部に変わろうかと思ってしまいました。立体的にものが見えないなんておもわかった。病名は見ていただいた先輩医師によって言うことが違った。輻輳不全とか斜位とかいろいろいわれた。子供の時期から顕微鏡で物が見にくいのはわかっていたが単に不器用なだけと思っていた。頼んで入れていただいた眼科なので医局をやめるわけにいかず今も眼科を診療している。患者さんに迷惑をかけないためできるだけ手術室に近づかず眼科の診療をしている。最近学校での色覚異常の検査が復活するというので話題になっている。色覚異常でつけない職業は減っている、しかし色でものを判断するということが全くゼロではない。すべてがユニバーサルデザインになっているわけではない。色覚バリアフリーになっているわけではない。後援会のスライドを作るにも眼科の学会ではこの色とこの色は色覚異常の方には鑑別できないから控えるようにと書いてあるが一般的にはスライドを作るときに色覚以上に配慮した色の組み合わせは少ない。色覚以上が今注目されている。ABO血液型のAB型の頻度と色覚以上を有する男子の頻度が同じだそうです。女性は500人に一人の色覚異常者がいます。保因者はいっぱいいます。うちの子供たちには立体視があるのか?一度調べないといけない。