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枳実と芍薬

中医学の研究会で「芍薬と枳実」という内容で講演を伺いました。私はかねてから「芍薬と枳実」についていろいろ考えていました。いました。先日の私自身の講演では桔梗と枳実について取り上げました。保険医協会の新聞に講演の感想を書いてくださった先生ありがとうございます。枳実と芍薬は漢方エキス製剤で枳実と芍薬が配合されたエキス剤のリストをROWAR POINTのスライドに上げました。POWER POINTを見直してみました。経方では四逆散、大柴胡湯、麻子仁丸、排膿散及湯、経方以外では五積散、荊芥連翹湯が見られます。漢方薬を処方するために古典を勉強することは考古学のようなものです。古書も医学の場合どんどん進歩してしまうため西洋医学では少し前の書物はどんどん破棄していかないとわたくしの自宅の書庫がパンクしてしまう。しかし、東洋医学の場合結構古いものが値打ちある。温故知新の精神です。芍薬はせんじ薬では赤芍です、赤芍とは皮付きの芍薬です。赤芍は活血作用が多い。赤芍は自由診療です、一生使えそうにありません。4月25日〔土〕選挙前で誰も来ないとは思いますが私一人で診療・受付・検査この日は子育て世代はPTA総会に参観日です。

オレキシンによる覚醒状態の安定化機構

日本人が発見したオレキシン。日本とアメリカで薬として用いられているそうです。タイトルの様な講演会を拝聴しました。今後、オレキシンを発見された講演会はなかなかないというので大雨の中参加させていただきました。なぜオレキシン受容体拮抗薬を投与すると悪夢を見るのかまた悪夢について患者さん自身はどのような夢をご覧になったのでしょうか?私もボチボチ漢方薬とどちらがよいかと思いベルソムラを患者さんに処方をしています。マスコミが取り上げているのでベルソムラを一度服用したいとお考えの患者さんは少なくありません。反兆性不眠という課題がありBZPからの転換は不可能です。オレキシン受容体拮抗薬はアメリカのFDAではあまり下ではもっと少ない量で効果があるはずだと突きかえされたそうです。日本の10mgと20mgが適量かどうか?製薬会社がスポンサーでない講習会ではいろいろ本音が聞ける。プラシーボでも3割が有効といわれる。更に突き進めば抗うつ薬のNaSSAも小麦粉と有意差がないそうです。SEROTONIN

新しい薬

参天製薬がコソプト点眼液のBAKフリーを発売するそうです。さらに欧州ではドライアイ用にシクロスポリン点眼液を発売するそうです。さらにはヒアルロン酸NAの点眼液のOTC化についての話が再浮上しています。ランソプラゾール錠までスイッチOTC化されるという話です。さらには皮膚科学会からの要望でベピオゲルがざ創の薬として発売されます。さらには過酸化ベンゾイルの配合剤も登場します。ざ瘡に対してひと月遅れてクリンダマイシンと過酸化ベンゾイルの配合剤が登場します。ざそうがみられるところだけに配合剤は塗布するそうです。糖尿病では一週間に一回の服用でよいDPP4阻害薬も登場します。アレルギー領域ではダニの舌下免疫療法の薬が承認済みです。アレルギー性鼻炎と気管支ぜんそくの薬として登場します。アメリカでは1991年からすでに行われていた標準化ダニ抗原がいよいよ日本でも実用化されます。アトピー性皮膚炎の保険適応はありません。ムコスタ点眼液で重篤な副作用がみられることが分かったそうですそして重篤な副作用の項目が作られたそうです。

安全

ムコスタ点眼液UDに重篤は副作用の項目が作られることになった。わたくしのところでも同様なことが起こった、以前ブログで何回か取り上げています。しかし、重篤な副作用が起こった人はもうわたくしのところへは来院されていません。ちなみにMRさんもお越しにならない。一方、日本東洋医学会の漢方専門医の更新に医療安全講習5点という項目が加わった。ビデオを学会期間内に見るようです。今年は遠いから参加するには無理がある。有害事象の中で薬に関係するものを副作用と言います。医療安全・食品安全は速く誠実に対応しないといけない。例えば誰にでも起こる予防接種による副反応は起こる。冬の時期インフルエンザの発熱か定期予防接種の発熱かわからないことが一番多い時期です。どちらも急激な発熱を起こします。医療安全で古くから登場するハインリッヒの法則は労働衛生コンサルタントの世界でも広く応用されます。安全の話では犯人探しをしてはいけない。情報を共有して今後に備えることになる。犯人探しをして個人を追求しないことです。それよりも未来に向けての情報共有が大切です。医療安全には絶対ということは存在しません。しかし、給食の保育園に提出する証明書を書いてくれと電話があったがよい返事をしなかった、給食には誤食がつきものです。家庭から持参する方がもっと危険です。紙切れ一枚描いてくれたらよいのにと保護者はおっしゃった。更には小児科へ行ったら混んでるやんとまでおっしゃった。診断書は紙切れではない。ムコスタ点眼液に重篤な副作用が報告された。そして