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医療面接

診察終了間際に電話が入った。何かと思えば面接だった。私が面接をされたのです。人材派遣会社のトップからの医療面接でした。ご自身も産業カウンセラーとして産業医学を実践されている。産業医つまり労働衛生コンサルタントとして働く前提の面接で間に入る方との電話を介するものでした。今の学生には医療面接というものが在学中何度も試されるようです。通るまで再試験があるそうです。私はまず落ちる。できなければ何度も再試だそうです。メンタルヘルスを診断するには面接が必要です。医療面接はまず①傾聴、②共感、③OPEN とCLOSEDQUESTIONを組み合わせる、④解釈モデルを尋ねる、⑤わかりにくい言葉を用いない。この5つが基本的医療面接の技法だそうです。最後に印象的だったのは薬にも面接にも副作用があるということでした。効果と副作用は誰でも感じているが一体だということです。不適切な使用と適応の誤りはいつでも起こりうることです。副作用の内容もいろいろある。事前に副作用がないものはない、食べ物でいえばそばを食べて死ぬ人もいる、漢方薬が安全だと思っている人が少なくなったが今もいる。面接にも副作用はある。ドラッグストアと保険診療の違いがわかららない人がいる、それは保険診療ではないといいたくなる。

ニキビの新しい薬

海外では40年以上使われた実績があるニキビの薬であるべピオがいよいよ発売です。べピオ以外にも4月には多くの薬が新発売です。べピオを待つ人つまりニキビで悩む若い方は女性ばかりではなく男性もいます。ケミカルピーリングは美容皮膚科で保険適応外です。しかしべピオにはピーリング効果もあるそうです。ピーリング効果とは角層をはがし毛穴をふさいでいる古い角質や角栓を除去します。にきびには漢方薬も有効なため私のところへも来られます。面皰の形成を抑制するため丘疹や膿疱も抑制するそうです。ニキビの原因の一つにはにきび菌の増殖があります。この後べピオに続きクリンダマイシンと過酸化ベンゾイルの配合薬が登場します。こちらはニキビができているところに塗布するそうです。①面皰②紅色丘疹③硬結・嚢腫の形をとることが知られています。ニキビの原因ですが月経・ストレス・ドライスキン・皮膚のバリア機能の低下不規則な生活などです。当たり前ですがストレスのない生活、睡眠、入浴、衣服・バランスがとれた食事など当たり前のことを当たり前にこなすことです。

眼科での予防接種

県医師会で兵庫県では自主的指導というものを行っている。私にも順番が回ってきた。自費診療ってやってますか?と指導医の先生がおっしゃったので予防接種のところとED治療薬シアリスの処方を見てもらおうと思った。О初めて見た、予防接種している眼科医。本当は禁煙外来をしたい。チャンピックスの処方をしたいが薬剤師では無理なのです、看護師がチャンピックス処方の条件になっている。薬剤師の領域と思いますがなぜか看護師なのです。指導医師のY先生は目が点になっていた。眼科で予防接種をしていることとその数に。価格のことも尋ねられ周囲も2500円でしたが皆さん値上げされ3000円になっている、以前は同じ2500円でした。姫路では自由競争ですとお答えしました。眼科は主治医に慣れないかであり糖尿病網膜症で指導料をとれない県が多い中兵庫県は認めているだよね。眼科で予防接種すると消費税を納めなくてはならなくなる、一方、経費を保険診療と自費保険で案分できるメリットもある。できるだけ自費は少なくしようと思うがインフルエンザの予防接種のみならず風疹などでも値上げを望まない声を聴くと値上げしにくい。いずれこの地域から消えるかもしれない。校区に眼科4件は多すぎる。もっと田舎にゆき地域医療に貢献したい夢がある。子供たちが大学に行けたら考えよう。しかし、医師会入会金350万円が消えると思うとこのままでよいとも思う。眼科医会にも入会金がいるんですよ。