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第47回アレルギー学会専門医教育セミナー

5月28日は休診にしてアレルギー学会と第47回アレルギ学会専門医教育セミナーに参加します、アレルギー学会専門医講習会に参加することは以前に比べて困難になっている。なんと講習会は遅刻・早退した者はネームプレートを一時的に回収されるそうです。そして後日教育研修委員会で審査されるそうです。第45回より遅刻早退は原則認められなくなっているそうです、なかなか厳しいです。というのは当分アレルギー学会は関東で開催されます。遠くへ帰る方は大変だと思います。今後姫路で増えるアレルギーの採血検査です、7月から所得制限ありで中学生以下の7割の方の医療費無償化が実施されるとアレルギーの採血検査が増える可能性が非常に高いと思います。HRTという項目についてテキストの中で解説がされています。HRTは翌日が休日の日には検体回収されませんのでご注意ください。できれば祝日のない週の半ばに御来院いただきますと確実かつうれしく思います。HRTは特異度に優れSPTは感度が高いそうです。感度と特異度は先日も記載しましたので先日のブログを参照ください。

MRさんが飛んできた

普段は診療時間をさけてくるMRさんが診療時間内に飛んできた。講演会中にトイレに行くのにMRさんに今日の講演の内容が難しいなあと言ってトイレに行った。そして講演会が難しいと私が言ったものだから気になって「先生が難しかったら」とわたくしのところに飛んできた。会費を取って行う講演会は難しい。お金を支払っているという意識が強いからでしょう。参加する人にもかつてはいろいろな職種のひとがおられましたが簡素化を好む世の中となり職種を限定する風潮があります。この難しい講演をされた方が4月にまた公演されるそうです。此のMRさん日本ラグビー選手権に出場された経験がある方です、さすが動きが早い。宮岡等教授の話ではMRさんの自賛する論文とも宣伝ともわからぬ資料を信じるなということでした。論文とは査読があるということです。宣伝とはエクスパートである医師が写真入で登場するが第三者が査読していない一方通行の情報です。MRさんが持参するものは宣伝であって化学ではないとのことでした。手元にある日本スギ花粉によるアレルギー性結膜炎のまる治療における○○と○○の有効性の比較はどちらでしょうか?第4相試験のものです。

漢方薬を一か月処方してください

残薬が多いと話題になっている。医療費の無駄です、姫路だけでなく兵庫県として中学生の医療費無料化の動きがあるそうです。調剤薬局生き残りの課題かもしれないそうです。調剤料がもうけすぎだと規制改革委員会で厚労省に答申されたが厚労省が押し戻したそうです。漢方薬を一か月処方することは西洋医学に近い診療スタイルです。しかし処方を変更するときにはこれではアカンと思う。或いは初めて受診するのに漢方薬を一か月持ち帰りたという方もこれはアカンと思う、続かない。今日もそんな方がお越しになった、多分軽い気持ちなんでしょう、普通はもっと良い薬がないかとお越しになる。今週は関西系統中医学講座がある。眼科・耳鼻咽喉科・アレルギーの話です。新たな感動をいただけるとおもいます。2001年での東京での第一回の系統中医学講座の資料を出してきてみている。白黒の図がかなりある、いまはからーであたりまえ、オーバーヘッドプロジェクターです、POWERPOINTのソフトを用いたりマイクが頭にくっついているのはあとからの話です。あの受講料は絶対安い。あれが仙頭節です。当時が懐かしい。間からうろこの話ばかりでした。

ISOをめぐる東洋医学

国際中医師は中国政府の外郭団体が作っている資格だそうです、ISOとは国際標準です。東洋医学をISOにするならわかりますが日本漢方は中国政府あげての中医学がISOになってしまいます、負けています。日本漢方で用いる和漢薬という言葉はISOを意識したわけではないでしょうがよくできた言葉と思います。だからこそ東洋医学とか韓医学と呼ぶようにしないといけない。国を揚げて中医学がISOと主張している。そして中医師は医療を行い日本と異なり、中国では鍼灸と湯液は対等です。中国が鍼灸においては国連の無形文化遺産になった。つまり国際中医師とは日本の漢方や韓医学ではなく中医学を世界標準とする道具のようです。対する日本の政府は保険はずしを行って医療費削減を画策する。生薬を輸入に頼る日本では仕方ないかもしれない。江戸時代に日本の漢方医はとてもレベルが高かったそうです。ところが日本政府が漢方ではなく蘭方を選んでレベルは一気に落ちて行った。日本人にはわかりにくいが漢方薬の世界は国々で大きく異なる。韓国や中国では西洋医学の医師と東洋医学の医師が異なるそうです。同じ一人の医師が西洋薬の良いところと漢方薬の良いところを融合できるのは日本だけだそうです。それを保健外しされるとまた明治時代に戻ってしまう。刻みつまりせんじ薬は処方すればするほど赤字になります。保険で刻みを使うことは困難になっている。かといってエキス剤メーカーも円高に中国の物価の高騰中国の富裕層が漢方薬を服用するため原料確保に四苦八苦である。ツムラはラオスに学校を作り地域の方に貢献したそうです。生薬の8割が輸入品です。和漢薬を説明できることが医学生に要求されてから10年近くなると思います。漢方薬とは中国王朝の名前がかんむりについている。中医学を世界標準化機構が世界標準と認めるようにとISOに中国は多くの人を送り込んです。

NF-κBデコイオリゴ軟膏

アトピー性皮膚炎の標準治療は現時点ではステロイドです。NF-κBデコイオリゴ軟膏はアトピー性皮膚炎の治療薬として塩野義製薬はフェーズ3が始まるそうです。NFκBデコイ軟膏プログラフやステロイドとの違いは依存性のようです。塩野義製薬はシオノギテレビとMUSIC FAIRでお世話になっています。塩野義製薬はアレルギー検査の試薬部門を有しており私のクリニックも時々訪問してくださいます。NFκBデコイはPHASE2で人間に有効であろうとの知見を得たそうです。デコイはおとりという意味です。PHASE2と3の違いは何かというと少人数を調べるのがPHASE2多施設多人数を調べるのがPHASE3です。NF-κBは炎症起因物質です、DNAの転写因子でデコイを食った肥満細胞がアポトーシスを促進しかゆみが改善します。NHκBは炎症惹起物質です。ステロイドほど協力ではなくライバルはプロトピック軟膏とのうわさです。プロトピック軟膏はアステラス製薬からマルホに販売が移っています。ひょっとしたらNFκBデコイが原因かもしれませんまた特許の問題もありそうです。ゲノムがおとりの転写因子と結合するため転写因子は作用を発現できないというのがメカニズムです。1995年に発見されやっと表に出てくる。研究とは20年かかるんですね。