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スギ花粉とヒノキ花粉

今日は花粉が飛散しました、昨夜あたりからひどいようです。風媒花と虫媒花お受験の世界です。風媒花は虫媒花に比べて地味です。ヒノキ花粉とスギ花粉症の方のRASTの値を比べるとスギの方がRASTの値が高い。なぜか?スギの治療を3月にしているから4月の花粉の予防になっていると考えるのが妥当なようです。最近の傾向として花粉症と気道病変は関係するという報告が多いように思います。つまり花粉の破片が微粒子となり気管支喘息用の反応を起こすようです。また㏚抗原という言葉を耳にすることが増えました。㏚高原とは真菌・ウイルス・細菌などの病原体からの攻撃を防ぐ目的で合成されるたんぱく質PATHOGENESIS RELEATED(PR)タンパクが抗原となっています。PRタンパク質が抗原になっている。果物や野菜と共通抗原を有しておりOASつまり口腔アレルギー症候群を引き起こす。スギ花粉の抗原は二つある。CRYJ1はPECTATE LYASE,CRYJ2はPOLYMETHYL GALACTURONASEと呼ばれ植物の生育に不可欠の酵素です。ちなみに舌下免疫療法のシダトレンにはCRYJ1とCRYJ2がふくまれている。

医師の県会議員

4月12日の統一地方選挙の県会議員選挙で医師免許を有する議員が全国で約15人が出馬し選挙を戦ったそうです。15人には無投票当選は入っていません。立候補者15人中7人とあまりとおっていませんでした。つまり8人は落ちたということです、高い税金を投じて医師になって医師として働かないことには大きく賛否両論があるでしょう。特に国立大学を卒業するには多くの税気が投じられている。医師免許を有する県会議員は兵庫県には誰もいない?大坂では維新やっ自民に負けてました。姫路には医師免許を有する市会議員がいない。誰も出馬すらしない。坂口厚生労働大臣の後今後誰が医師免許を有する国会議員で厚生労働大臣になるか。ネットで予想していたがいないようです。坂口力さんは公明党選出ですが人格者だと同じ大学の医学部を卒業された医師が言ってましたよ。厚生省と労働省どちらが上かといえば労働省なんです。労働問題の方が昔から重要視される。だから医療関係の資格を有する厚生労働大臣は誕生の見込みはないようです。市内には世代交代との赤い看板でいっぱいです。どちらが為っても建設中心の行政のような気がする。

腰痛

業務上疾病で一番多い疾病はずっと腰痛です。そして腰痛には2012にガイドラインまで登場した。一生の中で腰痛は83パーセントの方が経験するということがわかりました。仕事に支障をきたす腰痛が新たに発生することの危険因子は腰痛既往歴、持ち上げ℃動作が頻回、職場での対人関係のストレスが強いことです。仕事に支障がない腰痛が仕事に支障をきたす腰痛に悪化したり慢性化することの危険因子は20K議場の取り扱いに従事、前屈、仕事に対する満足度が低い、上司のサポート不足、日常生活や仕事に支障をきたしやすい経験がある人が家族にいるなどが挙げられている、つまり腰痛とメンタルは大いに関係ありそうです。更に新規の腰痛の発生には毎週60時間以上の労働も関係あるそうです。更に新しい常識としてMRIなどの画像診断はほとんど腰痛の原因を証明できないということです、つまり、腰痛持ちでも画像診断には異常を認めないことがある。更に基礎疾患のない非特異的腰痛患者に画像診断を行っても治療結果はよくならないそうです。ぎっくり腰の医学的命名は腰椎捻挫、腰部挫傷などであります。労災ではぎっくり腰は多いようです。自院以外で働くと気分転換になります。

ヒノキ科の花粉

スギとヒノキの花粉の飛散は一定しないしかし今年は一致した。どちらもひめじでは少ない。気温と降水量の差によりスギ・ヒノキには一か月の差があるそうです。今年はヒノキ花粉の方にとっては良い年でした。ヒノキ科の中にスギとヒノキがあることをご存知でしょうか?私はスギがヒノキであることを知りませんでした。ヒノキが終わると岡山ではネズが飛散します。之は有名な話ですがおそらく姫路ではハンノキの花粉が飛散します。この安室地区で多くの生徒や児童で検査をすると陽性にでます。シラカバは北海道しかないがハンノキやヤシャブシは人工的植樹しているからどこにでもある。今採血でRASTをチェックすると多くの方にハンノキが陽性となります。ヒノキとスギには抗原交叉性があることが知られている。6割は交差性があるといわれている、ひょっとしたらスギ花粉の舌下免疫療法で檜科の花粉症も楽になることはないでしょうか。産業医業務の中で衛生委員会というのが毎月ありますが花粉症についてお話しました。姫路生まれの姫路育ちはわたしだけです、大企業には転勤があります。その地方地方で花粉の時期は違います。話は変わりますが北海道では定期予防接種の日本脳炎をしていなかったのにはびっくりします。今やGLOBAL化しています。いつだれが転勤や転校で西日本や韓国・東南アジアに行くかもしれない。