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成人肺炎球菌の最新話題

成人肺炎球菌ワクチンの最新情報ー小児肺炎球菌ワクチンが及ぼす影響と成人肺炎球菌ワクチンの定期接種導入という講演会に参加した。肺炎球菌には90種類の亜型があるそうです。昨年秋ぐらいから小児肺炎球菌ワクチンPCV7あるいはPCV13の接種が世界中で普及しています。PCV7やPCV13はアジュバントワクチンです。定期予防接種で小児はPCV13を4回接種です。SERO REPLACEMENTは本当におこっていました、肺炎球菌は眼科領域でもレボフロキサシンが弱いとされています。したがってセフェム系の抗生物質が優位とされています。費用対効果から平成31年からは65歳の方が順番に肺炎球菌ワクチンの接種を受けることになります。2014年ACIPの推奨はPCV13とPPSV23は同格ということになっています。PCV13は免疫原性が高い。両方のワクチンを接種するとよいとの話もある。何と言ってもPCVは免疫力の持続だとのことです。PCV13は子供が4回PPSV23が大人に一回というのは不思議な気がします。

クレームの処方箋

クレームの処方箋ー医療接遇の基本という講演会に参加しました。接遇の遇はもてなすとの意味です。なるほど。タイトルが受けたのか講師の先生が人気なのかわかりませんが事前申し込みでいっぱいになりました。以前からお話を聞いてみたいと思っていた講師です。各医療機関でクレームがそれだけ多い、あるいは困っているのでしょう。CLAIMとCOMPLAINはどう違うか?接客と接遇はどのように違うか。初回来院患者さんは何処もトラブルが多い。逆に療養病棟のようなところではトラブルがないとさえ言われた。お金にまつわる話が増えている。困っているのは何処も同じで同一の患者さんについてきた複数のお子供が暴れる、親は注意しない、男親が来ても注意しないし面倒見きれない、どのように対処すべきか?あっという間に時間が過ぎました。今月は土曜日も日曜日も忙しすぎる。患者さんとはわずか7秒で印象が決まるそうです。何時も来てくださる患者さんがおっしゃることはありがたい忠告です。初回来院の患者さんがいろいろある、どこの医療機関も同じだそうです。ひとはみな満足は当たり前、不満足に敏感です。

ヘパリン類似物質とにきび

にきびに思ったほど過酸化ベンゾイル製剤のべピオは効かない。1パーセントクリンダマイシンと3パーセントBPOを配合したデュアック配合ゲルも12週以上使ってはいけない。そこで保湿剤による皮膚の修復が必要です。ヘパリン類似物質の先発品はヒルドイドです。後発品はいっぱいある。例えばヒルドイド1本薬価が1200円、後発品では500円です、先発品には高い薬価がついている。では特性は油性クリームでは油中水型クリームです。更に温度変化による高度変化が少ない剤型です。ローションはといえば低刺激です、外用スプレーもあります、溶液性ローションのスプレーです、さらに低刺激を追及しています。乾燥肌に保湿はスキンケアの基本です。脂性肌は液性剤がよいそうです。ワセリンとヘパリン類似物質を混ぜるのは相性がわるいようです。保湿剤の剤型ですが使用性は液剤、軟膏と言ってもクリームが基剤になっていることがある。基剤により有効性と皮膚刺激が違う。思春期のにきびには刺激が少ない者でも成人では皮膚刺激がある、毛穴を詰まらせないオイルフリーノンコメドジェニックな化粧品と言ってもメーカーが作った用語のようです。