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DPP4阻害薬と心不全リスク

アメリカ糖尿病学会でシタグリプチンは心不全リスクを高めないとの報告があり昨日から話題になっています。循環器専門医に弁膜症と心不全で見ていただいただいている糖尿病患者さんが今年になり2回も心不全をおこしました、併用薬はスーグラとオンクリザです。最初はスーグラが絡んでいるのかと思いました。どうも犯人はオンクリザだったようです。半年で2回心不全を起こしたとのことでオングリザはやめてジャヌビア単剤になっています。アメリカ糖尿学会でシタグリプチンは心不全リスクを高めないとの報告が昨日されたそうです。ジャヌビアの添付文書に糖尿病網膜症の増悪に関する記載がある。これはどうもジャヌビアのためではなく血糖降下によるものだそうです。今日特定健診がご縁で糖尿病と診断してジャヌビアを投与して一か月の方のHbA1cが出たが0.8下がっていました。少しでも網膜症があれば網膜症は悪化する場合が多いと思います。心不全をリスクを高める可能性がある薬としてネシーナもオングリザが出ていました。

婦人科の漢方薬

婦人科の漢方薬はイスクラ漢方アドバイザーをされていた揚敏先生の講義ノートを何度も愛読しています。周期療法で攻めるからです。しかし周期療法は忙しいという方が多すぎる。良い天気でした、名古屋まで婦人科領域の漢方薬について講演を聞きにいきました。ひめじでは漢方薬の講演などほとんどない、だから医師が診療時患者さんの前で製薬会社の手帳を見て診療しているらしい。患者さんから聞いた話なので真偽は定かではない。漢方薬は安く手に入るようになった、しかし製薬メーカーは苦しい。ニンジンを筆頭に甘草など中国依存の生薬の体質から離脱しなければならない。円高や現地の物価高で多きく影響を受ける体質は危険です。ラオスでは学校が地域貢献でつられ喜ばれていると新聞に載っていました。野生の生薬など取りつくされてもうありません。夕張のように破たんした街に貢献しさらには生薬の安定供給しなければならない。最後に漢方薬をたくさんお持ち帰りいただくと合わない人は多くを捨てることになる。薬局で保険が適応されない漢方薬ならもったなくてそんなことはしません。さらに婦人科領域の周期療法はもっと細やかに診療しないといけない。