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行く手を遮るもの

ゆく手を遮るものと言えば何を思い出しますか。まず、社会福祉保障費を減らすことが急務です、ジェネリック医薬品を2018年には80パーセント使いなさいと言っていますが子供医療費無料化は後発医薬品普及の大きなマイナスです。無料化は既に所得制限がないところ多く存在します、しかしこれは将来行く手を遮るものとなります。次世代の負担を増やすだけです、市会議員の数や報酬を削るなどの身を削る改革が必要だと思います。最近は後期高齢者の方が受診を控えている傾向があります。子供は無料なので今までおこしでなかった方もお越しになります。テバファーマシューテイカル・インダストリーズは国内大手の大洋薬品を買収した。日本市場で第三位まで上がってきている。海外の大きな会社が日本で工場を保有することは難しいようです。海外の専用拠点で作ったものを日本に持ち込む作戦のようです。また貿易赤字が増えますね。ワクチンが隠れ貿易赤字のもとと言われます。ギリシャだってそうです、既得権益ガチガチです。ワクチンをはじめ隠れ貿易赤字が多くある。国内に40ものジェネリック医薬品メーカーはいらない。

グラッシュビスタ外用液

グラッシュビスタは上のまつ毛瘀長く太くする薬です。グラッシュビスタ外用液は毛包が存在することが前提です。BAKが配合されているからかぶれることはあります。シオノギ製薬のグラッシュビスタは毎日就寝前に上眼瞼のまつ毛の根元に目がしらから目じりへ向かって塗るそうです。本当はビマトブロストは緑内障のお薬として生まれたものです、だから高価です。睫毛貧毛症は抗がん剤の副作用でも起こります。グラッシュビスタを一般診療時になると混合診療になるかどうかは微妙だと塩野義製薬の方がおっしゃっていました。厚生局で混合診療と判定されるとややこしい。使用するときはメイクを落とし洗顔を済ませます。コンタクトレンズも外します。コンタクトレンズ再装着は15分以上経過してからになります。保管は1から30度です。完全自由診療の薬です。保険はききません、適応病名としては睫毛貧毛症です。若い女性では富裕層のための薬です。眼でも睫毛貧毛症にはなります。価格は15000円以上するようです。たか~とと言われるでしょう。140本のブラシがついてるから1日100円以上です。高いです。

所得制限と子供医療

所得制限有の子供の医療費無料化をどう思うか。ブログの検索キーワードを見るとご不満がある方が多くいらっしゃることが良く分かる。兵庫県保険医協会はみんなが平等な医療を受けれるようにというが0円なら受診するが3割負担なら受診しない。境界線で3割負担になった方には不平等です。県下では明石市がワクチンの助成などを含めるとかなり良い医療が受けれるそうです。保険診療だけが医療ではありません。さらには児童手当も特別給付5000円をいただくのにに姫路市役所の担当者はありがたいと思いなさいとおっしゃったが所詮われわれの税金からの支出です。将来のために子供たちが大きくなった時のためにとっておいてほしい。さらには一人親のご家庭の保護者はほとんど3割負担を強いられるようになってしまった。扶養家族二人の場合は95万円以上268万円の家庭の保護者は3割負担になりました。子供医療費の無料化する予算があるなら今はひとり親家庭が非常に増えています、何とかならなかったのでしょうか。私のように50歳を超えて子育てしていると所得が高くなる。晩婚化と少子化という問題は切っても切れません。神河町や市川町、特に市川町は平成の大合併でどこにも合併してもらえなかった町です、財政が苦しい中ひとり親の医療費を負担することはかえって町の財政破たんを起こさないか心配です。

うつ病DSM-5

うつ病の一番新しい診断基準はDSM-5です。DSMはDIAGNOSTIC AND STATISTICAL MANUAL OF MENTAL DISORDERSの略です。精神疾患の診断統計マニュアルと言います。DSM-5は2013年に出されたものです。用語が整理されてわかりやすくなっています。うつと双極性障害は別の病気として扱うそうです。エスシタロプラムを処方している患者さんがやけに明るい。おかしい。ACTIVATION SYNDROMEかもしれません。ちょっと減量しています。双極障害では薬が変わる、専門医に紹介すべきです。大うつ病障害をうつ病(DSM-5)と表記する音になったそうです。気分変調症を持続性抑うつ障害に改める。養護が整理されました。わかりやすくなりました。抑うつ障害群と双極障害及び関連障害群を別のくくりとした。さらに気分障害は廃止になっているそうです。講演会では使われているような気もします。宮岡等教授は製薬メーカーから恐れられる存在だそうです、一度は講演を聞くとよいと思います。SSRIがうつ病に聞くというデータからSEROTONINが神経伝達物質として認められているという嘘のような話をされます。

抑肝散陳皮半夏と加味逍遥散

加味逍遥散と抑肝散陳皮半夏の使い分けについて考えました。10年位前に東京の系統中医学講座で皮膚科の症例なので間違えても支障がない人間として私が指名されたことがある。眼科医で関西から参加しており無名の私なら間違えても何を言っても支障がない。大体あてられても物怖じしません。いつもニコニコをもっとうとしています。答えとなる処方は抑肝散陳皮半夏と真武湯でした。抑肝散陳皮半夏ではなく加味逍遥散を応えてもっと軽やかに肝気を巡らせましょうと仙頭先生に言われてから抑肝散陳皮半夏は私の頻用処方になりました。抑肝散陳皮半夏は肝血を川芎で上げる肝気を釣藤鈎で下げる気と血の上げ下げをする方剤です。加味逍遥散と抑肝散陳皮半夏の共通生薬は柴胡、当帰、茯苓、朮、甘です、釣藤鈎と川芎が加わる抑肝散、山梔子、牡丹皮、生姜、薄荷、芍薬が加わると加味逍遥散です。最近抑肝散でHOTFLASHを誘発してしまったかなという方おられるから抑肝散を控えている。湿気が多い今の季節には陳皮半夏は胃腸が弱い人にはぴったりのはずです。東京では休まず惜しげもなく自ら見出された系統中医学を惜しげもなく披露される仙頭先生に感謝の気持ちを表すメッセージが多かったと思います。関西人は少し違うようです。