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ワクチンギャップの解消に向けて

ワクチンギャップの解消に向けてというタイトルの講演会に参加させていただきました。私以外は小児科医の先生医師会の委員会で御一緒になったことがある方ばかりでした。世界でワクチンで助かる命が260万人失われています。ワクチンで助かる命には5歳以上では肺炎球菌、B型肝炎ワクチン、子宮頸がんワクチンが命に係わるワクチンだそうです。病気がはやらなかったらワクチンは不要、副作用が危険、1998年にLANCETに掲載された論文ではMMRワクチンで自閉症になるという論文が掲載されのちに撤回されたが論文を掲載された医師は医師免許を取り上げられたそうです。たとえばなしでカラーテレビと女性の寿命というのもありました。カラーテレビの普及で女性の寿命が延びたという仮説をだれかがたてるとしたら信じますか。私は信じませんむしろ運動量が減り寿命が短くなりそうです。SIDSとワクチンこれも関係ないでしょう。すべてにおいて紛れ込みというものがあります。はしかつまり麻疹ですが1000万人に6人が死亡率だそうです。ところがワクチンが存在しなければ1000万人に10000から20000人だそうです。100パーセント安全なワクチンは存在しない。私は明日3か月のお子さんに4種混合ワクチン、Hib、プレベナー13、ロタウイルスの同時接種をご予約いただいています。小児科で予約が入らないからと遠くから予防接種にお越しになる方がおられる。所得制限有の医療費無料以外にもっともっと行政がするべきことがあるように思いませんか。おばあちゃんを予防接種にできる方はいいですねえ。オーストラリアでは定期予防接種を受けないと児童手当が出ないとN大学の教授がおっしゃっていました。定期予防接種は社会を守るワクチン接種です。

台風11号

台風11号の影響は大きかった。17日JR神戸線は不通になった。近隣では私のところのクリニックだけは休診だったようです。患者さん結構おかえりなっていましたよとご近所の方に言われてしまった。最近、地域の眼科の患者さんよりも遠方からのアレルギー疾患と漢方診療を求める方が多くなっています。まさか患者さんはお越しにならないだろうと思い休診にしました。夕方様子を見に来たら電話が30本かかってました。申し訳ございません。天気が悪いと仕事が休みであるという人もおられます。ひょっとしたらクリニックまでお越しになっておかけいただいたのかもしれません。ブログに書きましたが夢前川の糸田橋近くはかなり増水しました。18日に新幹線に乗るためにJR姫路駅を訪れました。神戸線が動いていませんでした、調整中になっていました。新幹線は3連休の時は初日の午前中がのぼりが込みます。私は眼科生涯教育講座を受講するために東京に向かう予定でした、午後はガラガラかと思いきや新神戸・新大阪方面で多くの方が下りてガラガラになった。JRはなんと神戸と姫路間でもっと詳しく言うと神戸と三石間で運休していたのです。安全配慮義務が通勤災害で生じたら問われる。JRが運休しいろいろ言っているが福知山線の遺族感情を大きく取り上げるのもマスコミです。正解はない。

直中の少陰と大気一転の法

直中の少陰と大気一転の法はじきちゅうのしょういんとたいきいってんのほうと読みます。私のクリニックを訪れる患者さんは漢方薬を求める人が増えています、たのしいですが複雑な心境です。私は六経弁証の六病位は詳しくないのですが聞かれたのでお答えしておきます。じきちゅうの少陰とは普通病期は太陽病から始まるのですがいきなり少陰病から病期が始まることです。風邪と思ったら、ふつうは麻黄湯や葛根湯で治療するところがいきなり麻黄附子細辛湯や真武湯を持ちいうことになります。大気一転の法とは太陽病の桂枝湯と少陰病の麻黄附子細辛湯を一緒に用いることです。陽証の薬と陰証の薬を同時にいきなり用いる大胆な処方です。桂姜棗草黄辛附湯はエキス製剤では麻黄附子細辛湯と桂枝湯を合法したものです。煎じれる環境なら芍薬を除きます。芍薬を除くことはいろいろな解釈ができると思います。芍薬には血を内向き下向きに加工させる働きがあります。杏仁は気を内向き下向きに粛降させます。つまり芍薬を除くことは気・血を外向きに動かしたいのだと思います。