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脂肪酸

油にも良い油と悪い油がある。コレステロールといえば悪の塊のように言われる。しかし細胞膜の形成にはコレステロールは必須です。DHA,EPAなどをn-3脂肪酸は良い油、リノール酸をnー6脂肪酸は悪い油とされます。最近DHAとEPAを配合したロトリガを自費で購入する人がいる。サプリメントより安心で廉価です。FDA食品医薬品局はトランス脂肪酸を生成する水素添加油脂POHsの食品への転嫁を全廃することを発表したのが6月16日です。トランス脂肪酸は心血管リスクを上昇させる可能性が知られている。POHsは常温で液体の油脂に水素を添加して製造されて半固体あるいは個体の油脂です。その過程でトランス脂肪酸が作られるそうです。マーガリンやそれを使用したパンやケーキに使われています。PHOsはGRASに分類されていました。今回はPHOsはGRASに該当しないと判断したことによるものです。FDAの決まりで3年間は経過措置期間です。心筋梗塞が減れば医療費が大きく減る。日本でもトランス脂肪酸は確実に使われなくなっている。しかし私は小学校の学校給食でマーガリンをよく食べていた。もうすぐ、姫路でも中学校の学校給食が始まります。私のエピペンの話を先生方が熱しに聞いてくださる時代が来ています。これに比べて私立は学生食堂で偏ったものを食べることになる。所得制限有医療費無料化よりも給食費無料化の方が平等です。未払いの勝ちです。せめて児童手当から強制徴収できるようにすればよい。どうせ今の子供に所得制限有の医療費無料化のつけは帰ります。極端なことはやめた方が良い、所得制限有の医療費無料化よりも過疎地の神河町や市川町が行っている一人親家庭への補助を行ってはどうかと思います。うちの子供たちは一歳から3割負担だよ~。だから私が子供たちの医療はなんでもしていましたよ。今は3歳まではみんな無料になっている。

淋菌性結膜炎

大人も子供も淋菌性結膜炎を見たことはまだない、しかし、10年位前にトスフロキサシンの抗菌薬の点眼液が発売されたころから子供の淋菌性結膜炎が話題になっています。なぜ子供が淋菌に感染するのか私にはよくわかりませんがあっという間に結膜穿孔する怖い細菌性結膜炎です。昔はAgNO3硝酸銀でした、今は点滴か自家製剤を作るかです。淋菌性結膜炎はキノロン耐性そしてレボフロキサシン耐性菌なので要注意です。とりあえずベストロン点眼液そしてロセフィンを点滴あるいは0.5パーセントか1パーセントに希釈して用いる必要があります。淋菌は婦人科や泌尿器科では当たり前ですが眼科には早々お越しにはなりません。トスフロキサシン点眼液が発売されたころから子供の淋菌性結膜炎は話題です。ロセフィンは古い薬ですが淋菌感染症には特効薬です。クラミジア性結膜炎はキノロンの点眼が有効なため知らずに治ることがあります。