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一人医師医療法人

相続税55パーセント、所得税45パーセントと高所得と法人税以外は日本ではどんどんうなぎのぼりで出国税が課税されるようになっている。一人医師医療法人は利益を上げているところでは節税になるかもしれないが私のところでは全く縁がなさそうです。利益を一人医師法人のお金としてプールして引退時に生命保険を解約し退職金にするのが一人医師医療法人の節税法です。しかし低金利時代においてそんなに甘いはなしはない、解約返戻金として生命保険の掛け金が戻ってくる人はほとんどなようです。個人でかけている小規模企業共済も運用が良くないそうです、当面の節税にしかならないかもしれない、医療法人が掛けている生命保険は後継者特に子息が継承をうまくすればよいがそんなに親子間継承は上手く行かない。あとを継がないかもしれない、さらには私立医科大学に進学したいと子供に言われたとき学費を準備しないといけない。法人にお金を残すほど利益が上がっているところは良い。私のところは自分で持っておかないと間に合わない。私立中学校へ入学し6年一貫教育で教育費をおおく使い、大学まで私立の医学部となると教育貧乏になってしまいそうです。暑い日が続きますが7月はドコも補習です、学校へ通うだけでも大変です、公立・私立を問わず今は高校になると留年がある。大学のことなお考えて折れない。公立が教育の原点です。職員が来ましたのそろそろ診療の時間です。

小児ワクチンフォーラムin神戸

来年度になったら、生後二カ月で皮下接種が3種類、3カ月で4種類の皮下注射の定期予防接種が始まることが財源の確保ができれば確実視されています。さらにはロタウイルスのワクチンが任意接種で経口接種されます。ホテルオークラ神戸で小児ワクチンフォーラムin神戸に参加しました。兵庫医科大学の学生時代小児科の講師をなさっており講義を受けたこともある熊谷直樹先生がロタウイルスの演題で座長の労をおとりになっていました。熊谷先生は30年前とほとんどお変わりがありませんでした。小児科医ばかりの中で貴重な講演を拝聴しました。日常診療に役立つように一生懸命聞きました。昨年、県医師会での開業後の担当理事の指導でも自費診療ありますか、自費のカルテを見せてくださいと言われました。眼科で予防接種の自費カルテ初めて見たと何度もペラペラ持参したカルテをご覧になっていました。B型肝炎ワクチンの抗体は大人になってから接種してもなかなかつきません、いちど消えてもいったんついたらMEMORYが残るとの新しい考えが普及してきています。B型肝炎ワクチンは来年度からの0歳児での定期予防接種化の最終段階に来ています。遺伝子型がビームゲンとヘプタバックスⅡでは異なり日本でも遺伝子型が欧米に近づいているようです。血液はもちろん、涙、汗、唾液、精液などから水平感染するため思春期前の接種を求める声もあったそうですが0歳児での定期接種化が有力です。ロタウイルス感染症はほぼ全員が感染し発展途上国ではなくなることが多々ある病気だそうです。ワクチンは経口です、吸啜反射なのでしょうか、一生懸命飲まずに戻そうとします。ロタウイルスは変異するため流行を予測することが困難なため5価ロタテックが良いそうです。MMRワクチンは無菌性髄膜炎の副作用が過去に日本で発生したためおたふくの定期予防接種化は遠いようです。先週は2日にわたり小児科の先生に混ざりワクチンの講演を拝聴いたしました。