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講演依頼

講演できますか?MRさんに尋ねられました。ダニの舌下免疫療法についての講演をお願いしたいとのことでした。ダニの舌下免疫療法とは国内での使用実績がゼロの薬です、つまり英語の論文を読んで噛み砕いて舌下免疫療法についてお話しすることだと思いました。公民館での一般向けの講演が多く、MRさん向けの講演は10年前に新大阪で西日本エリアのMRさんに集まっていただき一度だけさせていただきました。お盆休みまでにする仕事は投稿原稿を仕上げること、産業医の衛生委員会の準備の原稿を作成すること、そしてお盆までではないが先日依頼を受けたダニの舌下免疫療法のMRさん向け講演が本当に私が可能か手元の今まで学んできた資料を再確認することです。そしてとりは急病センターで日直をすることです。ゴールデンウイークもそうでしたがお盆休みの最後も急病センターです。中学生以下の所得制限つき医療費無料化で受診者が増えているのでしょうか。私のクリニックには中学生以下の方が少ないので暇です。忙しくなったら漢方なんてやってられない。ダニの舌下免疫療法は年末まで出てこない、薬価収載即発売、あるいは3か月以内の発売が常識の中で異例の6カ月先送りです。e-learningが終わりMRさんにカードをいただきました。私は舌下免疫療法を行っていますとの記載が一番上にあります、私の6ケタの舌下免疫療法の講習会を受講したときの番号ではなくアシテアダニ舌下錠を処方する患者さんにお渡しするカードをアシテア受講修了医師番号を記載するところがシダトレンとの大きな違いです。

鼻閉と漢方薬

暑い日が続きます。暑くても猛烈な湿気でつまり暑邪と湿邪でダニは元気です。漢方では鼻水は化熱して鼻詰まりには漢方薬が良く効く。有効な生薬としては辛夷にと麻黄と石膏です。辛夷には鼻閉の専薬としての働きがあります。今世の中はとても暑い日が続きます。湿邪と署邪が大きくかかわっており素体がみんな気虚になっている状態です。ニンジン+黄耆で衛気を充実させて麻黄と石膏で炎症を抑える。石膏を多めに入れて気分の熱を取り除く、口渇を取り除くと水分摂取を防ぐことが可能になる。今鼻閉は熱を取り除きうまくいっている。鼻の粘膜が腫れて空気が通らない。副鼻腔炎と花の粘膜が腫脹して鼻腔の粘膜に炎症が起こる、意外にも、鼻粘膜がろ過機能を発揮する80パーセントの異物を取り除く。いずれにしても口呼吸になる。睡眠時無呼吸症候群に至る。さらには鼻づまりで学力低下を招くことすらある。鼻詰まりは夜おこる通気性が低下している夜に起こることが多い。いびきをかく人は成績が下がるとのデータもある。中耳炎をよく起こすのも鼻詰まりと関係することが多い。睡眠中目が覚める、喉が渇く、イライラするなどは要注意です。