塩化ベンザルコニウムアレルギーの患者さんにコソプトミニ点眼液を初めて使用してみました。残念ながらダメでした。この患者さんはタプロスミニ点眼液もダメでした。PG関連薬に対して眼瞼炎を起こす人はPFやNPそしてユニットドーズの製剤を使っても駄目ですね。PGは炎症惹起物質ですからどうも塩化ベンザルコニウムなどの添加物ではなく主剤つまりPGにかぶれているのです。塩化ベンザルコニウムにいったん眼瞼がかぶれると大変です、化粧水でもかぶれます。30年使ってきたのにといわれる化粧水にもかぶれる勿論いろいろな点眼液に塩化ベンザルコニウムが配合されている。抗生物質ではキノロンの点眼液は塩化ベンザルコニウムが無添加です。アミノグリコシドをよく使っていたころは眼瞼のかぶれが多かった。眼瞼が赤くかゆくなるのが嫌でほとんどアミノグリコシドを使わなくなった。アセチルフラジオマイシンはアミノグリコシド系抗生物質です。昔やけどの時はソフラチュールを使っていました。ソフラチュールはフラジオマイシンです。アミノグリコシド系坑生物質の全身投与は難聴が長期で起こる。