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ドライアイ

ドライアイかもしれないと患者さんがおっしゃいます。現在日本では3から4種類のドライアイの新しい薬が臨床治験中のようです。これからはドライアイの新しい薬はユニットドーズになる予定みたいです。ムコスタ点眼液で涙嚢炎になった方が他院から帰って見えた。何人かの患者さんがムコスタ点眼液で涙嚢炎が起きたがどこかへ消えました。こういうものは今の考え方からは早期に報告しないといけません、しかし担当MRが来ない会社はどうしようもない。こちらからわざわざ連絡するのも面倒です。ボールペンに商品名を書いていけない時代がすぐそこに来ています。会社名も書いてはいけない時代が来るのかなと思います。世界的な製薬メーカーが副作用を2008年から報告していなかったと疑いがあるそうです。区いうのは日本の法律か本国の法律かどちらの法律で裁かれるのでしょうか。いまだによくわかりません。薬である以上副作用は起こります。後の対応が重要になってきます。

ロタテック

ロタテックはロタウイルスの経口接種ワクチンです。ロタテックにはG1から4、G7の5亜型が入っています。ロタウイルスは変異します、一回かかって終わりではありません。今は任意接種です、定期予防接種化に向けてこれから求められることは接種後一週間以内のINVAGINATIONつまり腸重積のリスクが増えることに対するEBMです。さらには医療経済学的に評価されること、有効性・安定性などが定期接種化への必要事項です。下痢症は世界的には死亡原因の第3位です。輸液ができない場合、世界的には死亡する病気です。160万人が死亡しているそうです。日本でも2から16人が死亡、40人がロタウイルス脳症、10人が後遺症を残します。但し、生後数か月での腸重積は本来まれなことです。INVAGIの正確な発症率はいくらくらいでしょうか。今の時代病気になっても無料、ワクチン接種では2から3万円かかります。予防医学は難しい。米国ではワクチン接種で4.2万人の命を防ぎます。何か起こった時はたすけてもらったと感謝の気持ちがある、何かが起こる前には感謝の気持ちは生まれません。ロタウイルスに感染すると2.6日の労働損失があり、二人に一人の外来受診が必要です。