卵アレルギーで悩むお子さんは少なくない。食物アレルギーではエピペンの処方以外診療しません。卵のフルコースメニューというテーマの講演を拝聴しました。卵には生卵、温泉卵、炒り卵、ゆで卵という料理があります。これがアレルギー的フルコースです。卵は卵黄、卵白に分かれます。卵は成分的にはオボムコイド、オボアルブミン、オボトランスフェリン、リゾチーム、血清アルブミンが含まれます。まずは卵黄ですがアレルギーといえば卵白です。しかし卵黄にはつなぎ、ビタミンD,つなぎ、おいしさという重要な役割があるそうです。ゆてたまごにするとオボアルブミンは千分の一、オボムコイドは不変だそうです。鶏と人の筋肉はアクチン・ミオシンからできていてアレルゲンにはならないそうです。つまり卵アレルギーと鶏肉アレルギーと卵アレルギーは関係ないそうです。鶏肉内の血清アルブミンが悪いそうです。3月4月生まれのお子さんつまり春夏生まれの方にはアレルギーが少ない、秋冬生まれにはアレルギーが多い、確かに当たっている。この原因として演者は生後すぐに日光浴を行ったかどうかを上げておられました。ビタミンDの生合成と関係するそうです。以前からアレルギーと誕生月のはなしがあります。