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柴胡・人参・黄笒

ウコギ科の人参が高価です。スーパーで売る人参はセリ科です。せんじ薬を欲しいと時々電話をいただく、さらに煎じなくてもお金を出せば保険適応がない薬をコタロー匙クラブで購入できる時代です。完全自由診療ながら煎じの漢方薬とコタロー匙クラブの処方ができることになりました。柴胡・黄笒・人参が入っている薬の代表が小柴胡湯です。生薬が高騰して漢方薬を作る会社が困っている、特に柴胡・人参・黄笒が高騰しているそうです。いわゆる柴胡剤です。昔は柴胡剤は薬価が高いから売れると売り上げが上がるといわれていました。今は中国で富裕層が生薬をバクガイするから大変なことが起こっているようです。根本幸夫先生の講演の中でおへそのちょっと上は甘麦大棗湯、のどは半夏厚朴湯とお話があった。風邪に使えば小柴胡湯は良い薬です。小柴胡湯加桔梗石膏はのどの痛みとむかむかがとれます。のどの痛みに葛根湯を服用するかたがおられるが無駄です。中国の富裕層が日本に来て富士山でむちゃくちゃしているらしい、タバコのポイ捨て、もし富士山で火事が起こったらどうする。小柴胡湯が漢方エキス製剤でNO1だったころタりビットと小柴胡湯を勤めていた病院でTUBERCULOSISに臨床治験を行っていた。結果は知らないが当時小柴胡湯が免疫調整薬のように言われ多用していた。今やクラビットはTUBERCULOSISに保険適応を取得した。しかし、黄芩が入っている処方が間質性肺炎の原因とされせんじ薬では黄芩を除いて処方する漢方医もいた。長くつかわなければよい薬です。