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東静漢方研究室NO184

2016年を迎え三島から東静漢方研究室NO184が届いた。相変わらず多治見眼科の半田先生が投稿されている、よく勉強されます。半田さんの本は眼科専門の書店によると眼科医に大変よく売れているそうです。珍しいからだそうです。連載を続けられることを尊敬します。2016年の日本東洋医学会総会は高松で行われます。一応ホテルは抑えています。しかし、事前登録をしたいが日本東洋医学会漢方専門医を保留になるかもしれない過去最大の危機を迎えている。日本東洋医学会漢方専門医の更新時期だが忙しくて更新の書類の作成が進まない。漢方薬でお越しいただく患者さんはどんどん増えているがまとまらない。ネタ切れなのか何かわからない。そこへ東静漢方研究室が届きました。NO184です。昨年大阪の講演を聞いて感動をいただいた東静漢方研究室を主宰されていた中川良隆先生が名古屋での講演内容を東静漢方研究室の中でまとめておられました。大阪での講演とはパワーポイントの中身が違ったから楽しみにして待っていました。中川先生の名古屋での講演要旨にはいろいろ目から鱗の話が書いてある。日曜日と土曜日はできたら勉強の日にしたい。もっと漢方薬の打率を上げたいと祈念しています。最近、加味帰脾湯の処方が非常に増えている。錠剤もシェア80パーセントの会社のエキス顆粒もとても増えている。わたし自身に効いたから多用している。このブログをご覧いただいている近くの薬剤師さんはきっとびっくりしているだろう。そして、疏肝理気の薬で気を下降させる香附子に注目しています。揮発成分ならコタローが良いそうです。コタロー製品は適応病名が多いのも使いやすい。N300番台の医療用エキス製剤はコタロー漢方にしかないものばかりです。

柴胡桂枝乾姜湯

柴胡桂枝乾姜湯にはなぜ柴胡の量が多いという話を和歌山の西田慎二先生から聞きました。柴胡桂枝乾姜湯は体力や腹力の虚証の薬とされています。しかし、大柴胡湯と柴胡の同量の漢方エキス製剤に配合されています。やっぱり柴胡桂枝乾姜湯はわからない。いろいろな先生に伺ったがわからない。以前、三島の中川良隆先生のご講演を拝聴して条文の差を聞きなるほどと思いました。より虚弱の方に用いる柴胡桂枝乾姜湯、少し体力がある方の用いる柴胡桂枝湯の違いを条文は指摘しています。発病してからの日の違いを鋭く指摘されていました。東静漢方研究室NO184にも記述されています。横浜の関口由紀先生にも柴胡桂枝乾姜湯の使い方をお伺いしたところ腹診をする日は柴胡桂枝乾姜湯が多く処方されるとのことでした。間質性肺炎のマーカーであるKL-6が我々開業医でも2日以内で結果が出るようになったそうです。柴胡桂枝乾姜湯には黄笒が入っています。もう10年以上前は柴胡桂枝乾姜湯を使っていたが今は全く使っていません。半夏を抜いて瓜呂根、牡蛎と瓜呂根にはどんな意味があるのか勉強不足です。生薬も扱っているMRさん文献を次回お越しの節はぜひ持参してください。瓜呂、牡蛎は根は清熱生津・消腫排膿,牡蛎は平肝潜陽、軟堅散結、収斂固渋というのはわかっています。柴胡桂枝乾姜湯の目の付け所として傷寒五・六日とか柴胡の量とか目の付け所が鋭い。今日は暇です。子供たちも自主休校しているらしい。

安全を買う

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