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6月になればスギ花粉の免疫療法

スギ花粉の舌下免疫療法シダトレンが新規患者さんに実施できるそうです。ゴールデンウイークも終わりです。鳥居薬品からいただいた黄色の封筒を患者さんに渡しているがあまり投かんされていないようです。本当に治そうという方は自分で投函する。職員がまとめて投函しても仕方がないしある意味で利益誘導、つまり眼鏡屋さんはここへ行ってくださいというのと同じです。話は変わりますがブナの仲間の花粉が姫路では例年おおく飛ぶ。近畿がハンノキの陽性率は全国で一番高い。これがくせ者です。スギ花粉症はOASとしてトマトと大きく関係する。5月に三重の湯田先生がお越しになるというので期待していましたがご都合が悪いそうです。湯田先生のお話は3回聞きましたがとても良かったです。PFS花粉関連食物アレルギー症候群口腔粘膜に軽微な症状を発現します。花粉症の増加に伴いPFSは増えます。唇・喉・口に以外がかゆみ腫れを認めます。PFSは口腔咽頭粘膜局所に即時型アレルギーを起こすことが多いのでその大部分がORAL ALLERGY SYNDROMEをひきおこします。OASは症状を表す言葉です。PFSは病態です。

重陰必陽、重陽必陰

陰と陽は転化します。陰と陽がさらに進んだ状態が重と極でさらに進展した状態です。漢方の講演会で陰極まれば陽となる。舌診で舌質が赤いのに冷えていると演者の医師がおっしゃったのでご質問させていただいたことがある。真っ赤なを見て陰極まりて陽となる。といって人を納得させるのは妙がある。陰陽は名あり形なし。ひと生まれて形あり、陰陽を離れず。陰と陽の平衡状態は陰平陽秘です。重陰必陽、重陽必陰は中医学の基礎理論の陰陽論の言葉です。度重なる陰は陽に必ず至る、度重なる陽は必ず陰に至る。陰消陽長、陰長陽消という言葉もあります。寒極生熱、熱極生寒という言葉も熱を陽、寒を陰に置き換えるとよいと思います。ヒトがなくなる状態は陰陽離結といいます。陰と陽が離れたら人生は終わりです。陰陽は対立制約の中で発展します。ヒトは生まれた形でありいんよう離れずとも申します。陰平陽秘が陰陽バランスがとれた状態です。「やまない雨はない」のような陰と陽の変化です。そこには盛者必衰の理があります。

睡眠薬2つまで

いよいよ4月のレセプトです。4月から習慣性や依存性がないベルソムラやロゼレムも睡眠薬としてカウントされることとなりました。4月から睡眠薬は2つしか出せなくなりました。昔のBARBITURATEは使われなくなり今の向精神薬には所謂睡眠薬には大きく分けてベンゾジアゼピンと非ベンゾジアゼピンがあります。マイスリーなどの向精神薬は30日或は14日という処方制限があります。それを医療機関をはしごしてもらいに来られることがある。今はインターネットで保険請求するのでそんなことしたすぐばれる。私のところでは漢方薬やベルソムラで向精神薬をやめるためにお越しの方が主流です。そして生活保護の方の診療はしていません。生活保護の方には医療費無料の特権を生かし薬を反社会勢力に売るという行為があります。怖い怖い。話は変わりますが姫路でも注射器を反社会勢力に長しい同審議会で厳しい判決が下りました。そしてこのたびの診療報酬改定で30日を超える処方に対して向精神薬以外にも影響があります。この4月の診療報酬改定で睡眠薬は3剤処方するとカットされることになり更にはロゼレムやベルソムラなどのベンゾジアゼピン系睡眠薬と非ベンゾジアゼピン睡眠薬以外のものも3剤にカウントされることとなりました。精神科以外の診療科で睡眠薬の処方が増えた結果のようです。

腎臓精

腎精とは遺伝子そのものです。アレルギーの一部は腎精不足で起こります。精には生殖機能インポテンスや妊娠にかかわる働き、成長機能とは成長ホルモン、血液の有形性分つまり骨髄、陰陽の元つまり幹細胞の4つの働きがあります。腎陰と腎陽の元が腎精です。ろうそくの芯が精です。精は骨髄を作ります。脳の大泉門が閉鎖しないのは軟骨病です。精は天葵です、子宮や乳房の発育促進も腎の清がかかわると中医学では考えています。。精には先天の精と後天の精がある。両親からもらうのが先天の精、自然界でもらうのが後天の精です。腎蔵精は腎が精がアルツハイマー病と関係していることを示唆します。子供は純陽です。そして稚陰・稚陽です。神経細胞を養うのが精です。脳は心が血行を維持して養います。歯も腎精です。老化で歯は抜ける。子供で親知らずが生えないなど歯が遅くはえるのも腎精の問題です。骨の余りは歯。血の余りは髪。筋の余りは爪。腎精から骨や骨髄は形成されます。腎や名門の話は概念的でよくわからないことが多く存在します。

腎精不足

腎には蔵精、主水、納気の働きがあります。腎臓ではなく腎には腎精には生殖の精だけではなく骨、骨髄、脳髄などが含まれる。体質は腎精に関係する。ALLERGYも腎精不足です。熟地黄には補腎精の働きがある。膀胱と腎の違いは夜間尿とか尿量の低下は腎の問題、尿閉、尿漏れ、頻尿は膀胱の問題。尿の出方は膀胱。尿の貯蔵と排泄は膀胱です。難経では右腎は命門、左腎は腎臓との記載があります。腎は気の根という表現もあります。腎が正常なら摂納ができます。五行から見ると驚くと腎には良くありません。腎精が不足すると発育成長と生殖に影響します。腎の陰陽は他の陰陽の源です。同じく腎の精は五臓の精の源です。ここまで詳しく学んでもいざ薬はとなると変わりません。六味丸・八味丸・牛車腎気丸・気血不足なら大防風湯に杜仲が入っている。附子末。脾腎両虚なら真武湯がある。独活寄生湯はありませんが大防風湯は使えます。生薬で腎精のものというと?血肉有情のものはイスクラにはいっぱいあるが保険ではありません。腎精不足を知っていても知らなくても日常診療では使えないから関係ない。

スマートフォン

スマートフォンは医療機器の反対側の耳に当てるとよいそうです。心臓にペースメーカーが埋め込まれていると影響があるそうです。本当にガラケーはなくなるのでしょうか。ハローワークの方のお話を拝聴する機会を得ました、20歳代の方がPCに弱くなっているとの声があるとお話をなさっていました。スマホ老眼には困ったものです。パソコンやスマホのブルーライトがこうこうと交感神経を興奮させる。体内時計を狂わせる。睡眠障害が増える。睡眠障害における生活の注意点で睡眠前のたばこ、睡眠前の飲酒そして睡眠前は部屋の明かりを暗くというがブルーライトを用いた器機を触るなとは言わないのはなぜでしょう。ここ数年で世の中変わってしまった。コンタクトレンズの検診が無駄という意見をはっきり言う人が増えた。日本ではコンタクトレンズは高度医療機器となり危険なものとして法律上は扱われるようになりました。一方ではインターネット販売が認められています。そして多くの眼科医がアカントアメーバ角膜炎を経験するようになった。こすり洗いが形骸化しコンタクトレンズによる巨大乳頭状結膜炎が増えた。