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カバノキ科とハンノキ科

今血液検査のメーカーさんお薬屋さんなどにお願いしてブナ目について文献をお持ちいただき読みまくっている。カバノキ科とハンノキ科には共通抗原がある。同じブナ目だから当たり前です。ブナ目にはカバノキ科カバノキ属、ハンノキ属、クマシダ属、アサダ属、ハシバミ属ブナ科ブナ属、コナラ属クリ属シイ属マテバシイ属があるそうです。大豆アレルギーにはもやしも含まれます、水分が多い豆乳や豆腐、湯葉が大人の大豆アレルギーで注目されています。シラカバやハンノキは大豆摂取により経気道感作による食物アレルギーを起こします。従来から行われている大豆のイムノキャップでは成人で陰性になることが問題でした。特に水分量が多い豆乳が原因とされるOASが注目されています。花粉症と野菜果物アレルギーは密接な関係です。花粉を吸入するとIgEが産生されタンパク構造が似たものを摂取すると症状が出ます。OASやPFSでは六甲山のオオバヤシャブシは有名です。カバノキ科と関係するPFSはバラ科やナッツ類です。北海道や長野ではシラカバが多いですが、ハンノキは全国どこでもあります。意外と知られていない花粉症です。

デイレグラ錠

デイレグラにはOTCの鼻炎薬と同じプソイドエフェドリンが配合されています。プソイドエフェドリンはツムラの麻黄に多く含まれています。デイレグラ錠がかなり浸透してきました。浸透しない原因はプロモーションをしないことさらには2シーズンたっても長期のデータが8週間しかないことです。プロモーションしないからMRさんとお話したら知らないことが多かった。錠剤なのにカプセルに入っており時々便から出たと連絡が来るそうです。でレグら2錠ならOTCのパブロンと変わらないプソイドエフェドリンの量だそうです。でレグらは2錠が私の標準使用量です。サノフィでMRさんが過労自殺で予見義務が問われ2400万円の賠償請求を認める判断が司法の手で下されました。かなり前のMSさんがデレグラのことでサノフィアベンテイスが面会をしてほしいといっているというので時間を作った。来てみたら違う商品で私が使っているものではなかった。サノフィは不思議な会社です。デイレグラを使ってみたら眠いといわれた。ふつうは覚醒するが不思議な経験でした。フェキソフェナジンとpseudoephedrineの配合薬がデイレグラ錠です。

SGLT2阻害薬と脳梗塞

SGLT2阻害薬は尿から糖を排出し尿量を増やす薬です。SGLT2阻害薬で本当に脳梗塞は増えるのでしょうか。糖尿病で脳梗塞が増えるのは当たり前です。糖尿病治療の目的は合併症を起こさぬことです。脳梗塞が多いのは春と秋の彼岸です。脱水が多いのは夏です。だからと一時5人以上SGLT2阻害薬のスーグラを使用していました。しかし、夏にご用心というので夏には他剤に変えてしまった。SGLT2阻害薬が発売され脱水で脳梗塞になるというのが盛んに言われている。脳梗塞の危険因子は高血圧であると思う私はずっと疑問に思っていました。内科医会の講演会で座長の労をおとりくださった医師がジャデイアンスが30パーセント心血管エベントが減少するまるで心臓の薬みたいですねとおっしゃっていました。今の厳しい時代に適応外の事を言及していけないそうですがメーカーでなければよいのでしょうか。利尿剤をジャデイアンスに加えてもかわなかったようです。ペットボトル一本余分に飲みましょうというが漢方薬の考えでは余分な水は津液にはならず脾肺腎から排出と吸収のバランスをとります。逆に水分を多く摂取すると脾胃の虚弱を増強する。

シダトレンどこでやっているの

スギ花粉症の舌下免疫療法のパンフレットを受け付けにおいているとこれ何処でやってんのと尋ねる人が後を絶たない。つまりポスターのインパクトが低いような気がします。6月をまじかにしてアレルギー検査をしてもシダトレンを新規導入する人がおられない、姫路は兵庫県でも以上にスギ花粉の飛散が少なかった。シダトレンは5年以上はしないそうです、そりゃいくら安いといっても5年の年月続けてダメならあきらめがつきます。シダトレンってどこでやっているのと良く訊かれます。日本医科大の大久保教授のお話を拝聴してきました。ほぼ満席でした。今度のアレルギー学会でもフル回転のようです。ミテイキュアとシダトレン新たにしたいという患者さんはおられるがパンフレットだけが減ってゆく。今日も交通費を投資しました。考えてみればシダトレンは一日100円の3割30円×30日なんと千円しないではないか。おまけにシダトレンの治療を行うために東京まで休診にして参加して・・・。今ではパソコンで簡単に登録できる。6月から始める人はおられるでしょうか。まずはご来院ください。続ける自信がない人はやめた方が良い。