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漢方薬でやめる睡眠剤

依存性や耐性がある睡眠薬を漢方薬でやめるには一時的には薬が増える。睡眠の質の改善薬として新井信先生はある漢方薬を使われるそうです。東海大学准教授の新井信先生は不眠という主訴に対して3つの方剤が頭にあるそうです。そして問診をされるそうです、可能なかぎり壱剤で対応されるそうです。桂姜棗草黄辛附湯は麻黄附子細辛湯と桂枝湯の合方だから一つに考えるそうです。不眠なら6カ月以上の期間を有することもある。漢方薬単独になるには間にベルソムラを入れると全例中止することができたという声を聞きました。ロゼレムは費用対効果が悪い、アメリカではサプリメントの世界。しかしベンゾジアゼピンも非ベンゾジアゼピンもアルコールもGABA受容体に働きます。アルコールが主治医の日本人は少なくありません、一方すぐに依存になる非ベンゾジアゼピンやベンゾジアゼピンも問題です。つまり広告でアルコールはたばこ同様禁止する必要があります。痛風や高尿酸血症の最大のリスクはプリン体ではなくアルコールです。漢方薬併用でゆっくり減量する意欲のある人は少ない。

適応外使用

4月から製品名が入った文具を配ってはいけません、医薬品の最近適応外使用が厳しくなっています。適応外使用とは日本でさらに保険で認められた薬の使い方ではないことです。舌下免疫療法でまだ発売されていないシダトレンの舌下錠、抗IgE抗体のゾレアを気管支喘息ではなくアレルギー性鼻炎の治療に用いることなどです。学会前から聞いてはいましたがアレルギー学会のブースには厚生労働省のGメンがいるとのもっぱらの話でした。7月から広告規制も入る、1ページの25パーセントしかグラフや表は入れてはいけないとか医師のコメントを入れてはいけないとか。さらには一般の方に展示会でお配りする例えばプリン体の表に自社の名前を記載してはいけない。医療機関で配るのは会社名をいれることは良いそうです。7月からさらに製品説明が型通りのものになるようです。創薬をやめた日本企業まで出てきました。導入品をうるということでしょう。医療費抑制が変な方へ行っているような気がします。高分子の製品、ips細胞関連、バイオシミラーなどで寡占されるんでしょう。側鎖を変えて新薬の時代は終わりでしょうか。

エピペン

エピペンの処方が増えます。八ノアナフィラキシー予防です。エピペンは蜂・薬・食物アレルギーでも重症のアナフィラキシーの方向けの薬です。皮膚病変だけではエピペンの適応はありません。最近エピペンが夏の蜂刺されによるアナフィラキシー予防で動いています。エピペンは100本の処方で1本使われるという掛け捨ての保険のようなものです。然し一人の児童や生徒はエピペンを持つと学校の対応が大変です。九州方面の修学旅行がキャンセルになる今年の姫路市の公立中学校の修学旅行ですが9月に九州へ行くそうです。エピペンが使用される場面があるかもしれません。2002年エピペンは蜂アレルギーの薬として日本へ入ってきました。当時は林野庁の関係の方の蜂によるアナフィラキシーの薬で保険診療ではありませんでした。エピペンを打つタイミングのABCDはAIRWAY、 BREASING 、CIRCULATION,DIAREAREです。先日一般ごみにエピペンを捨てたと患者さんから連絡が入った。幸いにも何とか出てきました。良かったです感染性廃棄物です。