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デパス

デパスは一般名はエチゾラムです。そのデパスが向精神薬になります。ベルソムラとロゼレムが睡眠薬の1剤になっているのは周知の通りです。投与日数はまだ決まっていないようです。デパスはこれまでのようにはたくさん処方できなくなる方向です。今度は次元が違いますが10月14日からデパスとアモバンそしてそのジェネリック医薬費が第3類向精神薬になります。整形外科など身体科でのデパスはどうなるのでしょうか。またデパス中毒通称デパチュウはどうなるのでしょう。私が往診で言ってるところは向精神薬が35日処方されている。査定されているかどうか私のはわからない。普通は30日あるいは14日が上限です。4月の改定から30にちを超える処方をするとカルテに記載がいる。でないと近畿厚生局の監査つまり保健所の医療監視ではない何かあった時の立ち入り検査があるとまずいみたい。30日以上の処方でもレセプトでは査定は来ない。レセプトは社保支払基金や国保連合会の問題です。もっと大きな近畿厚生局があります。私のクリニックには中国からの留学生、ヨーロッパ人など他国籍の方がお越しです。ベルソムラはCYP3A4代謝です。CYP3A4代謝の薬の併用は作用を減弱化しています。今日は台風が迫っているとは思えぬ良い天気です。抄読会の英語ですがかなりできました、水曜日くらい大夫が来るとか来ないとか。

5色

中国思想は何でも五つに分ける、つまり東洋医学ではすべてを5色に分ける。陰陽五行の理論がが東洋医学の原流です。緑内障の権威である熊本大学の教授の谷原秀信先生のはなしの中でこの五色が出てきた。眼科の超慢性疾患の緑内障には緑がついている。青か緑か?信号の色と同じ問題です。青内障か緑内障?青信号は実は緑です。中国の五行には青赤黄白黒がある。一方日本の眼科は南北朝時代の馬嶋流が源流だそうです。最高そして最古が馬嶋流です。そして藤田保健衛生大学や名古屋市立大学の真島先生が現代におられるそうです。今でも発展途上国ではあるそうですが白内障が進んだ針を刺して硝子体に白内障が進んだ水晶体を落とすことを平安時代に行ったと医心方に記載があるようです。江戸時代までは宗教的医学そして蘭学が長崎に入ってきた、さらに明治時代になると僧医が禁止された。そして西洋医学一本の道が始まった。週の半ばに台風が来るようです。今年は抄読会の容易でNEW ENGLAND JOURNAL OF MEDCINEの論文のやくのため瀬戸内コロキアムには行けませんでした。