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WEEKLY DPP4阻害薬

ウイークリーDPP4阻害薬をHbA1C6.8かつ随意時血糖60つまり低血糖を起こす方に用いています。2か月でその結果HbA1Cは6.4随意時血糖値90~95に落ち着きました。他にもマリゼブでジャヌビアと同じHbA1Cを維持しておられる患者さんがおられます。熊本宣言でHbA1c7ということになっておりますが脳外科でこの数字どないかしてもらいと言われたいうのでWEEKLYDPP4を月に2錠つまり2週間ごとに服用していただいています。それでも低血糖を起こさず落ち着いてきています。DPP4阻害薬とSGLT2阻害薬は製薬会社は意外と苦戦中みたいです。WEEKLYーDPP4阻害薬に良い人は糖尿病薬を初めてお飲みになる人が一番良い気がします。そして多剤投与の糖尿病患者さんにも良いみたい。POLYPHAMACYには一つくらい減った手と私も思います。訪問診療では薬はどんどん減らしています。そしたらあれもこれも飲みたくないと患者さんが自由におっしゃりいよいよ私からストップをかけるくらいです。薬を出せば出すほどもうかると誤解している人も多く7剤以上で減算がかかる抗不安薬は3剤までなどPOLYPHAMACYに対する減算は進んでいます。

人参養栄湯

人参養栄湯はあまり使わない。十全大補湯はもっと使わない。メーカーさんの話では最も私が使っているのは加味帰脾湯だそうです。錠剤も顆粒もお好んで用いているみたいです。十全大補湯も人参養栄湯は気血相補薬なのでかなりの確率で有効です。私自身は弁証しなくても患者さんが効くから面白くない、しかし人参養栄湯は研究は進んでいるようです。マクロファージIL1、IL6そしてGM-CSFなどを介して働くそうです。ドライアイ、ドライマウス、鉄欠乏性貧血、肝硬変に伴う血小板減少症など西洋薬が及ばぬ領域でも有効なようです。しかしこれらの症状は添付文書には記載がない。病後の体力低下、疲労倦怠、食欲不振、寝汗、手足の冷え、貧血とメーカーの添付文書には記載がある。西洋薬メーカーのMRさんの説明は添付文章を読むだけになっています。少し漢方薬メーカーと西洋薬のメーカーでは温度差がありそうです。企業は添付文書に記載されたことだけを医師に紹介する。しかし、ブログにだれか見知らぬ方が勝手に記載されてびっくりの一週間でした。あれからはや一週間です。