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患者さんに寄り添う医療

患者さんに寄り添う医療とは患者さんに医療費が高いと思われない医療だそうです。との記載があった。ちょっと違うような気がする。姫路市で中学生以下所得制限有の医療費無料化が実現した。そしてこの秋、太子町でも医療費が無料になりました。播州地域はみな所得制限の有無は別にして無料となりました。今後25年で4000万人の人口減が起こるとされており人口減に歯止めをかけたいのは誰でも同じです。しかし医療費無料化は人口の移動を起こすだけだと思うのは私だけでしょうか。医療費無料化よりも妊婦健診無料化のほうが人口増加には役立つように思います。打たれ弱い人間にはなりたくない。みんな、心がタフなひとになりたい。弱音をすぐはくことはいけないことでしょうか。弱音を吐かず頑張りすぎるとうつ病になるかもしれない。精神力をつけるとは自分でできないと思ったことは捨てることだそうです。弱音を吐ける人こそタフだそうです。さいたま市では医療費無料化で子ども医療費が5倍になったとか聞きました。そして元に戻そうとしたが反対運動で無料化が継続しているそうです。いっそ医療費無料化をすべて白紙に戻し生活保護も含め無料を憲法で禁止してはどうだろうか。

舌診・脈診

舌診は望診に属します。四診とは望診・聞診・問診・切診です。脈診と腹診は切診です。体に触れる行為は医師か鍼灸師しかできないようです。薬剤師は切診はできないようで関西系統中医学講座でも脈診の講義の時は携帯でパシャパシャうるさい音がしなかった。どうせできないということか。西洋医学の講演で携帯パシャパシャする意思はいない。漢方薬の講演では結構多い。演者の著作権の侵害という意識が参加者に希薄な証拠です。さらにはパシャパシャやられると集中力が出ないので迷惑です。主催者側が設置している後方のスクリーンを携帯で映している、一人がすればみんながする。主催者も気づいているがそうですねと言って放置している。東京では見ないが大阪では多い携帯でのスライド撮影には困ったものです。DVDを購入できるのに。そして聞診は鼻や耳を使います。今年の東洋医学界のクラシエのランチョンセミナーもうるさかった。学会であんなにぱちぱちとるのは見たことない、眼科ではありえない世界でした。眼科の生涯教育講座もDVDを販売している。講演の間のスライドには録音と撮影をすれば見つけたらその場で消していただきますとはっきり記載している。マナーが大切です。

慢性疼痛

慢性疼痛で苦しむ方が多い。侵害受容体性疼痛と神経障害性痛にリリカはなかなか難しい。もともとてんかんのお薬ですから確かに使い方も難しい。リリカを使うときは必ず25mgから導入しています。そして今も毎日25mgを服用している患者さんがいます。75mgではふらつく患者さんがいます。25mgでよく効きます。SNRIの抗うつ薬には4つの適応があります。うつ病、糖尿病性神経障害、腰痛症、繊維筋痛症です。痛みの漢方治療を求める方は多い。不通則痛、不栄側痛、付柔側痛と中国の四文字熟語にもいろいろあります。線維筋痛症の方を訪問診療開始いたしました。訪問診療の患者さんは私が漢方専門医、アレルギー専門医、眼科専門医であることはご存じありません。線維筋痛症は原因がわからない病気です。リリカ、トラマドール合アセトアミノフェンのトラムセット、SNRIが薬として認められています。漢方薬では痛みは冷えが多く凝集していると考える流派もあります。ただし炎症と考えると温めるだけでは無理そうです。やはりマグらせることが大切だと思います。

150万円の壁

2017年度の生成改革大綱がそろいました。夫婦控除は見送りです。150万円という数字だけが踊ります。職員募集をしているが電話連絡さえない時代です。できるだけ何でも自分で夫婦控除を創設すれば結婚が進み少子化対策につながったかもしれません。できるように心がけています。焦ってはいけません。女性の就労を妨げるとして103万円の壁から150万円の壁ができるようです。しかし130万円の壁が残ります。この新しい壁はどれほどの効力があるか。つまり130万円とは年金と保険の壁が残っている。130万円を超えると配偶者が厚生年金ならじぶんで国民年金を収めることになる。WLBの時代ですので私は130万の壁で就労制限しますという方増えると思いませんか。10月から最低賃金はどんどん上がり719円まで兵庫県の最低賃金も上がっています。労働者の賃金が上がれば今の世の中のようにモノの値段に反映される。結局、配偶者控除に対する大きな改革はなかった。