記事一覧

脳卒中後のうつ

脳卒中後のうつ(PSD)は脳の病気自体がうつを引き起こす、マイナスに働いた時に起こる、原因ははっきりしない。うつ病は一般人口の1パーセント、20~30歳台前半に多い、60歳ころ初発する。ICD10の分類でうつ病は気分障害、感情障害と分類される。厚生省は糖尿病・癌・心筋梗塞・脳卒中を4大疾患、5大疾患にうつ病を入れ重要視している。多くの病気とうつ病の関係には報告があります。糖尿病24パーセント、甲状腺機能亢進症35パーセント、脳卒中は27パーセント透析は6.5パーセントです。PSDPOSYSYROKE DEPRESSION(PSD)は脳卒中の場所は関係なく女性、若年者、病前の神経症傾向、高度な麻痺と関係します。時期的には少し良くなった最初の一カ月にお凝ります。PSDは一年以上続くつまりは薬はやめられないみたいです。場所ははっきりしないが左半球の前、右半球の後ろに起こりやすい傾向があるそうです。しかし脳の損傷部位としては未解明です。抗うつ薬としては使いやすさのレクサプロ、抗不安作用を期待してジェイゾロフト、意欲の改善に期待してサインバルタ、サインバルタは変形性関節症の適応拡大に成功したそうです。あーあ素晴らしい姫路から新快速で20分、新幹線で11分、西明石での分講演でした。