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花粉症と野菜・果物アレルギー

スギ花粉やヒノキ花粉でお越しの方特にお子さんには採血をお勧めしています。一つは舌下免疫療法、もう一つは果物や野菜アレルギーと花粉症の関係を啓もうするためです。しかしなぜ採血が必要かご理解いただける方は少ない。2年前にしたからよいですという答えも多い。私の経験では2年もすると感作される抗原が非常に多い。採血して何になるんですかとおっしゃる保護者も多くおられます。スギ花粉症の人はトマトを食べると口がかゆくなる。これは今や常識となっています。OASとかPFSとして知られます。シダトレンの中間報告で4人に一人は効果を感じている。シダトレンを用いた舌下免疫療法はひょっとしたらトマトの食物アレルギーの方にも有効です。シダトレンがスギと似るヒノキにも有効かもしれない。今年の姫路は花粉症が軽い。耳鼻科もそこそこで診療が終わっているようです。だからシダトレンをしようという人は少ない。鳥居薬品の黄色い封筒をいっぱい渡しましたが新規は何人いるだろう。また、シダトレンを自己判断でやめている方も多い。やめてからよくなるのがシダトレンです。保護者次第ですがなかなかうわさが先行して啓もう活動が進まない。東京本社のTORIIにもっと頑張ってほしい。