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これなんのくすりですか

漢方診療を行う中で執拗にこれ何の薬ですかと効かれる方がいる、そんな考え方をする人はよその手帳を見ながら漢方薬を出す医療機関に行けばよいといいたいがそんなことを言うとネット上悪口を書かれて大変です。系統中医学で2000年から仙頭正四郎に学び漢方エキス製剤は道具であるという認識で診察しています。だから漢方エキス製剤を保険適応の2剤用いて気虚と気滞を改善するとか下にあるものを上げるとか考えている。構成生薬は程すべて空で言える。患者さんがネットで得た知識を持って今日は○○がほしいとかもっとひどい人は頂戴とおっしゃる。お帰りいただくのが筋だが遠くから来られているのにむげに断られません。これは自費の世界です。時にそういって断るように最近はしています。たとえば花粉症で三和の麻黄附子細辛湯を処方したら便秘が改善したこれは陽虚の便秘だったんです。桃核丞気湯では便秘は改善しなかったみたいです。手帳に書いてあるのは一部の効能です、気虚の便秘なら六君子湯で改善します。センナで便が出ても面白くない。日本東洋医学会は一剤で勝負といっているが漢方エキス製剤は古典の記載どうり用いるよりも道具として用いたほうがよい。何の薬ですかはぐもんです。仙頭正四郎先生の読体術を一度お読みいただきたい。

私はできるだけ来たくないんです

私忙しいので病院に来たくないんですだから薬いっぱいくださいとおっしゃる方が非常に増えています、しかしアレルギー性鼻炎薬のデイレグラでも何人か血圧上昇や動機などが今年も起こりました。行政は昨年の診療報酬改定で長期商法をする大病院に分割処方、開業医への紹介により長期処方を是正を進めている、長期処方推進から厚生省が方向転換して一年、大きな病院でも60日とか処方する近畿厚生局の立ち入り検査が入った時やられる可能性がある。引っ掛かり医師免停止になったらもう復帰できないだから30日を超えた処方は新規にはしていません。スエーデンでは医療費はただである、しかし風邪薬は完全自費でドラッグストアで購入です。だから日本でも漢方薬の保険外しの話がある。症状が安定するなど一定の条件を満たすことを求めている。社会保険の審査は関係ない、監督するのは近畿厚生局です。近畿厚生局は一発返金を求める権限の強い強い役所です。兵庫県でも細身眼科事件というのがあった、そこでも近畿厚生局兵庫県事務所は厳しい判断を下したのは周知のとおりです。無診療投薬などもってのほか薬だけくださいなど保険診療では存在しないのでご本人の来院がない場合は在宅診療医に変わり書いただいたりしています。

GA2LENアレルギーセミナー

ことしはGA2GELENアレルギセミナーに参加のためアレルギー学会の参加を見合わせます。2週連続関東はしんどい。8月は2日間休診にして相模原アレルギーセミナーに3日参加します。朝から晩まで缶詰で質疑応答もフロアでお願いしますという熱気だそうです。お若い医師が多くひょっとしたら私のような50代半ばのおっさのは最年長かもしれません。父親が亡くなりもうすぐ一年、昨年はちょうど今頃死亡確認や死亡診断書を私が書かないといけなかったので気が気ではありませんでした。今年はいっぱい勉強しています。私のところの経費は研修費更にかかる旅費が結構ある。会計事務所から費用が増えていると指摘されています。でもいっぱい勉強したい。幕張で行われるGA2LENアレルギーセミナーに参加するからです。アパホテルアンドリゾートで行われました。なんとあの倫理に厳しいN社の会費制勉強会です、二日間じんましんについての合宿です。最後には試験もあります。アレルギー学会を一週間後に控えているため今年はアレルギー学会は不参加にしています。最近土曜日・日曜日は講演会尽くしです。私が苦手英語の講演も同時通訳が入ってますが取り入れてあります。レベルの高いじんましんの合宿ですやぷりっくは皮膚科へ行ってくださいとはっきり伝えています。私のところは皮膚科ではありません。患者さんにも私は皮膚科でないからパッチテストやプリックもしておりません。デイスカッションがあるらしいたぶん生の声がいっぱい聞ける。