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アトピー性皮膚炎

キャッスルホテルで小児科医に交じってアトピー性皮膚炎について学んできました。京都ではヒルドイドは保険で多く使えるが大阪ではたくさん処方すると大学病院でもバンバン査定が入るそうです。査定されると調剤薬局は痛くもかゆくもないが医療機関は大きな痛手です。ステロイドと保湿剤を混ぜるのは望ましくなく混ぜたら2週間ぐらいで使うのが望ましいようです。夏常温保存するとべとべとになります。コンタミや配合変化もします。掌でご自身でステロイドや保湿薬を混ぜることを患者さんに指導するのが良いそうです。ヒルドイドローションとヒルドイドソフト軟膏を混ぜるのもよいみたいです。アトピー性皮膚炎とマラセジアの関係は今はそれほど話題にはなっていないようでタンニン酸を皮膚に塗るという話も消えたようです。HRTでヒト汗を調べるのが大学病院でもなさっているそうです。プロトピックはステロイド拒否の方には躯幹でもかなり有効だそうです。ゾレアをアトピー性皮膚炎でIgEが高い方に用いるのは否定的だそうです、ゾレアの適応はあくまで重症じんましんだそうです。生物製剤はIL4/IL13がフェーズ3までいき有効なものがある、ポララミンの一錠がウイスキーのシングル3杯に相当するそうです。薬と運転は大きな課題です。

働き方改革

働き方改革なのか?年俸1700万円の医師に残業代が必要か?最高裁が判断した。高裁差し戻しです。つまり残業代と固定の賃金の区別をしなさいということらしい。ホワイトカラーエグゼプションは導入されていない、1700万円は世間のサラリーマンからするとあるいは世間の医師からすると高額だからこれですべてというのが医療機関の主張です。医療機関としては医師や薬剤師・管理栄養士・看護師がいなくては、入院基本料が算定できない。だからボンと1700万円を提示しものと思われる。しかし、これは労働基準法37条違反に該当する可能性があるという判断です。37条はサービス残業の根拠となる法律です。今医師の給与は年俸になっている。特に医局派遣が減り民間の派遣業紹介業が高額な手数料を稼いでいる。勤務医も薬剤師も派遣業から情報を得てよりよい条件のところで働こうとする。患者さんが診察室で診察中ガムをかむのは当たり前、子供は椅子をくるくる回す、医師のほうが敬語や丁寧語を使い、患者さんは友達のように話す時代です、たくさん患者さんを見る医師は患者さんの顔が一万円札に見えているからますますこの傾向は進む、誰も注意しない。