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プロモーションコード

製薬協に入るメーカーさんが今プロモーションコードに過敏になっている。私たちは薬に適正使用に努めますというスライドが最後に出たり講演会の演者を頼まれたら本社から事前にスライドをチェックされる。言論の自由はないのかと思う。海外文献にはこう書いてあるというのも言ってはいけない、いつ薬価収載発売かも言ってはいけない。今日はフレイルと人参養栄湯の話を聞きに大阪まで行った。ある漢方メーカーの人参養栄湯がフレイルに効くというお話です。しかし、西洋メーカーの示すコンプライアンス順守の姿勢からはかけ離れ適応外のフレイルに人参養栄湯が有効というのは、西洋薬メーカーなら問題外と思い講演途中で違和感を覚え帰宅した。大阪まで自腹で行き一メーカーの人参養栄湯が保険適応ではないフレイルに有効というは言ってはいけない話のように思える。間違っていたらすみません。先日のレクサプロの講演を加古川まで聞きに行きましたがMRさんの話の後この話はプロモーションコードにのっとっていますという旨のスライドが最後に出た。フレイルはICD10の病名であるが保険適応には人参養栄湯は虚弱しかない。西洋薬メーカーから見れば異常に移る。

PPARMα

中性脂肪を下げるフィブラートの強力なお薬PPARMαが発売予定だそうです。講演を聞きました。残念ながらシダトレンの強力な錠剤の発売は今回も見送られたようです。舌下免疫療法のお薬は誰にも利益を生みません。指導料がない、薬価も安い。PPARMαはSTATINによる残余リスク30パーセントREDUCTIONする薬をして期待される強力フィブラートです。既存のフィブラートではクレアチニン、ホモシスチンが上昇する標的がい作用がある、PPARαの活性化はHDLとLDLの粒子径を上げ、VLDLを低下させる、VLDLの異化促進、LDL粒子数を低下させる。核内受容体を活性化作用を介して脂質代謝を制御します。NFBやAP-1活性化を抑制し炎症や血栓形成を抑えるそうです。CADのリスクにはいろいろありますが単なるバイオマーカーはHDL,CRP,FIBRINOGEN、尿酸、真のリスクファクターはLDL,TG,IL6、BP,DM,非空腹時血糖だそうです。残余リスク軽減は今やロトリガが猛烈にアピールしている。中性脂肪が高くても痛くもかゆくもない、患者さんはどのような選択をするのでしょう。