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ゾレアは抗IgE抗体なのにじんましんに効くか

気管支喘息の発症においてIgE抗体は大きな役割を果たします。一方、アトピー性皮膚炎は8割がIgEdependentですがさらにはじんましんは原則、特に特発性IgE抗体が関与しない病態です、ゾレアは日韓合同治験を行っており東アジア民族に有効なのは疑いがないところです。ところがなんで抗IgE抗体の製剤オマリブマブが特発性じんましんに有効なのか?5パーセントと言われるアレルギー性じんましんはなぜ保険適応がないのか。大きな疑問が生じた。相模原臨床アレルギーセミナ~でアレルギー付けに頭をしたところ疑問が生じました。ヨーロッパのGLでは血算とCRPのみ採血では見るのが基本だそうです。血液中のIgEは調べないそうです。先日東京から来てくださった本社の方あるいは西川病院時代からよくしてもらっている現在のゾレアの兵庫県担当の方に連絡を取るいろいろ方法はある。いくら考えてもわからない誰かがこのブログを閲覧して教えていただけるのを待つことにします。ゾレアがなぜIgE ㏌dependentな特発性じんましんに有効か。教えてください。よろしくお願いします。仮説?

MRがいないと何が困りますか

MRがいないと何が困りますか。こんな質問を複数のサイトを介して複数社から受け謝金を受け取り受けました。これは雑所得で税金で半分持っていかれるので多くの方は答えないから私のような暇な医師に巡ってくるのだろう。私のように暇な医師のところに来るMRさんはみな優秀本社にいき上に上がっていく方が多い。本社へ行き再研修というものあるから怖い時代です。特定の医療機関に張り付くのもみんな本社はみています。某社のMYMR君が質問したらすぐ教えてくださったのがマダニとチリダニ、ヒョウダニの違いです。こんなこと教えてくれるMRさんはだれもいない。ちなみにMR君はもう古いと思う。ハウスダストは家のほこりではありません、今まで私の外来で正答した方は皆無です。ハウスダストはダニやゴキブリの死骸ふん尿などあまりきれいではないものを含みます。このダニはチリダニとかヒョウダニといわれるダニです。マダニは山にいるダニで噛む比較的大きな2mmから10mmある巨大なダニです。アレルギー性のダニはヒョウダニとかチリダニとか言われて0.4mm程度です。サプリメントもMR君は詳しく教えてくれる。かなり詳しくなりました。インターネットが進んだ韓国に比べてMR数が多いと昔から言われています。

第11回相模原臨床アレルギーセミナーで充電

総合アレルギー診療を目指し第11回相模原臨床アレルギーセミナーでアレルギー性疾患の8割について充電完了いたしました。東京女子医科大学の眼科高村悦子先生のお話を聞きました。特に珍しい話はありませんでしたが前日の国際医療福祉大学の耳鼻咽喉科の岡野教授のアレルギー性鼻炎の話と比較して常日頃から思うアレルギー診療におけるステロイド診療の位置づけです。増殖型重症アレルギー性結膜炎である春季カタルではタクロリムスやシクロスポリンの点眼があり特にタクロリムスは非常に有効です。タクロリムスはプロトピック軟膏としてアトピー性皮膚炎の落ち着いたアレルギー性の眼瞼炎に多用しています。つまりロコイドで落ち着いたらデキサメサソン眼軟膏か小児用プロトピックを用いるようにしています。アレルギー性結膜炎に眼科以外の医師がステロイドを処方することに眼科では否定的である、私は昨年のスギ花粉の時期に処方したオドメール点眼液で痛い目にあった。6月ごろに今まで見たことがない重症な角膜ヘルペスの患者さんがお越しになった。若い男性に何が起こったか?先生の所へくる間はないので下ドメールを点眼していました、花粉症にはオドメールしか効きませんとのことでした。アレルギー性結膜炎ではいまだに初期療法を強調する、一方で耳鼻科は鼻アレルギー診療ガイドライン2016で今の点鼻ステロイドは非常に安全だから発症後にモメタソンなどの鼻噴霧ステロイドを用いたら良いとのことです。つまり初期療法でも軽症でも鼻噴霧ステロイドを用いてよいことです。同じ外用ステロイドでもいろいろあります。

演者が勝手にしたはなし

最近のプロモーションコードのかげんでランチョンセミナーで演者がお話になったことを企業ブースへ行って持ち出すとあーそれは演者の先生がご自分でなさったことで私共とは関係ございません。現在患者さんにちょっとでも不利なことはいけないとなっている。だから小児の薬の開発が今後は難しいといわれています。治療がないといわれたら治験のお薬を試そうという保護者もいる。薬の効果を子供から聞き出すのは難しい。だから科最近薬は12歳以上に限定したものが多い。舌下免疫療法も皮下免疫療法も小さいシングルアレルゲンの患者さんのほうが有効とされている。小児の薬は少子化が進み売れなくなる、さらには新しいものが発売されなくなる。今のシナリオではそうなる。低分子薬剤は今後少なくなる、今開発中のアレルギーの薬は高分子つまり生物学的製剤です。今はゾレアとヌーカラ。今後もどんどん生物学的製剤が登場する。アトピー性皮膚炎も生物製剤の注射が出る。ものすごく高い、国民皆保険は破たんする。子供医療無料なんてとんでもない。高齢者医療費は無料からどんどん外れている。今の子供に大きな将来の借金は残さないようにしないと亡国する。