記事一覧

漢方薬加単シロップ

子供に薬をいかに飲ませるか。その答えは漢方薬加単シロップでした。単シロップを漢方薬と混ぜると聞き明日から実践したいと考えています。明日からの診療でお子さんに漢方薬を処方する機会が増えそうな予感がします。母親が味見してこんなもの飲めるはずがないというのが一番まずいパターンです。東日本の震災の年に日本アレルギー学会が幕張で行われたときカレーで味を隠すことを覚え患者さんの保護者さんにはこれまでお勧めしてきました。アレルギーのドライシロップですらこれだから小児に漢方薬をいかに副作用させるかは不可能と思ってきました。漢方医薬学雑誌2015VOL23NO1に答えに一つが記載してありました。昨日の西播臨床漢方研究会でも子供にはまず小建中湯を処方すると会長がおっしゃっていましたがそこに単シロップを入れるともっとおいしくなります。がってん。お迎えの調剤薬局にいっぱい漢方薬が山積みになっている。錠剤カプセルトウモロコシでんぷんが賦形剤でないと服用できない方のエキス顆粒大人も子供も漢方薬を服用するには薬剤師さんをはじめとする医療スタッフの力が必要です。今日は本当に感動的です。

小青竜湯加マヨネーズ

小青竜湯加マヨネーズを試飲してみました。小青竜湯加マヨネーズが結構いけます。今日は朝から西宮神社会館へ漢方薬の服用方法についてお話を聞くため西宮神社会館へ行きました。山陽電車だとちょうど85分位かかりもうちょっとで遅刻するところでした。後半は漢方薬の味見です。小青竜湯加マヨネーズは五味子の酸っぱい味を消してとてもおいしく感じました。今は焼きそばにもマヨネーズをかける味覚音痴の時代です。今の子は亜鉛欠乏ではないかと思いたくなります。お皿の上で混ぜ合わせた小青竜湯加マヨネーズは酸っぱい味が消えてとてもよいお味でした。姫路からはかにもご参加の小児科医がおられたようです。柴胡桂枝湯や抑肝散のクッキー、さらには小青竜湯加カルピスこれもまたおいしかったです。東京の森蘭子先生の小児の薬の服用方法のお話を小児東洋医学会を東京で聞きましたが今日は実習付きでとても感動的でした。内田和漢堂のコウイMが逆ザヤで使えない中マルツエキスにも保険適応があると知りました。単シロップとお湯にとした漢方薬を混ぜて冷やすとよいことも教えていただきました。今日はとてもよかった。

労働衛生コンサルタント

産業医の上級資格つまり国家資格である労働衛生コンサルタントは趣味のようなものです。東京にある本部に毎年25000円、兵庫県支部に5000円の年会費がいります。私の医師免許には小泉純一郎、労働衛生コンサルタントには舛添要一ともに厚生大臣あるいは厚生労働大臣の名が記載されている。昼休みや診療終了後でかけて産業医活動をしている。またときにクリニックに昼休み過重労働の面接も行っている。白内障手術でがっぽがっぽもうかっている眼科が多い中で過重労働の面接ストレスチェックテストの面接も時に行っている。東京から電話があり過重労働面接の依頼があった、9月には嘱託産業医が増えるかもしれない。面接は30分以内でお話を聞き30分以内でレポートを書き報告する。最近診療の中でリフレックス、サインバルタ、レクサプロの3つの系統が異なる抗うつ薬を使い分けています。それぞれの系統には利点短所があります。阪神間に比べ姫路は以前から産業医報酬が低いのが問題です、医師会からご紹介いただくのは安い、他からの紹介のほうがかなりおおい。少なくても給与所得にしていただける給与所得控除があり助かる。

第19回西播臨床漢方研究会

姫路市医師会館で喫煙に関する公開市民講座が行われた毎月御世話になる兵庫医科大学の島教授のPM2.5の公開市民講座があり行きたかったがじばさんビルの西播臨床漢方研究会に参加しました。医師にとって夏休みが終わり講演会尽くしの再開です。パシフィコ横浜で8月は3日にわたる11回相模原臨床アレルギーセミナー・JPTOWERHALL&KONFERRENCEの52回アレルギー専門医教育セミナーに参加しアレルギーを中心にそして日本橋で第五回眼科実践講座で眼科の勉強していましたがこれから3週間は週末は漢方尽くしです。これからは避けて通れない在宅医療の漢方薬について山口龍史先生に学びました。私が訪問診療で伺う患者さんは基幹病院で多くの処方がすでに処方されていることが多く訪問診療で漢方薬は使うどころか以下に西洋薬を少なくするか?に注力しています。西川クリニックでは漢方薬を服用したい患者さんが診療にお越しになるが在宅診療の方は違う。やはり悪性腫瘍の末期は活血が良いそうです。昨年は丹村敏則先生のお話を拝聴いたしました。その中でも在宅のお話例えばアイスボールの話は出てました。十全大補湯と六君子湯を合法するととても良いそうです。私は十全大補湯は使ったことがありません。気血双補の薬は2000年から参加しているコタロー漢方製薬主催系統中医学講座で仙頭正四郎先生は加味帰脾湯のお話をよくなさるからです。錠剤カプセルを含め150種類も使える環境で姫路では非常に恵まれた環境にいるわたくしですが十全大補湯は使ったことが残念ながらありません。

漢方調剤苦労話

昨日のじばさんビルでの第19回西播臨床漢方研究会の中で一般社団法人姫路薬剤師会の発表は姫路薬剤師会と西播の病院薬剤師会のアンケートに基づくものでした。興味深いお話でした。姫路薬剤師会の担当理事の先生方の御尽力に感動しました。薬剤師会の先生がアンケートをまとめ発表されました。保険診療するうえで西播臨床漢方研究会では保険の審査員の先生がおられるので文章にはなりにくいお話が聞けます。西播臨床漢方研究会は私は漢方薬は食前と処方箋に書いて食後に服用するように指導しています。査定が怖いから。しかし審査員の先生からは食後服用で査定されたら再審請求をなさってください。とのコメントがありました。漢方エキス製剤3剤満量処方したら3剤とも3分の一の量は査定されると考える。ダメもとでコメントを入れる。2剤処方の時は薬剤師の先生方は甘草の量に関心があるようです。しかしながら甘草は1グラムでも敏感な方はむくむと私個人は思っている。有名な三谷和男先生は甘草が入っている薬と甘草が入ってない薬を合法するのはよほど考えてくださいとおっしゃいました。温める麻黄湯と冷やすカロナールの同時処方については私個人としては柴葛解飢湯つまり三陽の合病つまり葛根湯と小柴胡湯加桔梗石膏を思い浮かべました。桔梗石膏は陽明病期の処方です。温病学につながる処方です。小柴胡湯は少陽病期そして葛根湯は太陽病期の処方です。太陽と陽明の合病と考えてはいかがと個人的に思いました。帰宅すると漢方の臨床が届いており山口竜司先生の在宅のお話がありましたが10月9日温知会600記念大会でご発表なさるそうです。また今年は10月に福島で行われる第27回漢方治療研究委来年は九州の木村豪雄先生が快調だそうです。来週日曜日は木村豪雄先生の講演を私は聞きに行きます。しばらく週末は漢方尽くしです。今日は午前中西宮神社会館で小児科の漢方の勉強に行きます。漢方尽くしです。日本漢方の話はめったに聞かないおである意味新鮮です。