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アナフィラキシー

昆虫アレルギーにおいて今年はありが話題です、例年なら蜂アレルギーの季節です。全身に起こる重症型アレルギーがアナフィラキシーです、さらにショックを起こすとアナフィラキシーショックです。アナフィラキシーの原因は蜂さされ、薬、そして食物アレルギーが多い。山の中での蜂さされは怖い。一回刺されて大丈夫でも2回目、3回目、4回目と次第に生命に危険が及ぶアナフィラキシーが発生しやすくなる。先日お越しの蜂さされでアナフィラキシーで救急搬送された方はエピペンを持ちたいと来られたが3つの蜂抗体がすべて陰性でした。そう答えるとそしたら要らんわといわれて処方しなかった。こんな場合も処方したほうが良いに決まっている。実際にアナフィラキシーかアナフィラキシー様反応で救急搬送されたんですからね。しかし再考するとひょっとしたら蜂に刺されたのは事実として熱中症を合併したのかもしれません。このような方にエピペンを処方するのは微妙なところです。夏休みの半分終わりでいよいよお盆休みです。私は缶詰で宿泊しパシフィコ横浜でアレルギーのすべてを学びました。今日で8月が終わりです。昨日のESD、今日のファブリー病の講演会これで八月は終わります。

胃がん

ピロリ菌でMALTリンパ腫の発生が増えるそうです。井戸水や口移しでピロリ菌は移るそうです。高血糖とピロリ菌は3点5倍胃がんの発症を増やすことが久山町で分かっている。喫煙で11倍発がんを増やす。WHOは小さじ一杯5グラムを推奨している、日本人は男性11グラム、女性9グラムだそうです。ピロリ菌は1歳7か月から2歳7か月までキスで虫歯菌、ピロリ菌は移る。ベータカロチンを食べ過ぎると胃がんのリスクは下がるが肺がんのリスクが上がった。ベータカロテンの量ですが毎日人参何本とるとよいか?100グラムの人参3~4本大豆イソフラボンも多いと子宮内膜症を引き起こす、納豆2パック、豆腐1丁とると多すぎるようです。タバコ酒塩分制限が良いとのことです。胃癌のESD治療はかなりすごいみたいです。内視鏡で消化管の腫瘍病変を治療するESDにCO2レーザーを併用することも行われているそうです。炭酸ガスは水に吸収されやすい性質を利用したものだそうです。大腸のESDでは穿孔が5~15パーセント、遅発穿孔が0.4パーセントもある、まだまだ薄い大腸の壁との闘いは続いているようです。

ESD

ESDはENDOSCOPIC SUBMUCOSAL  DISECITIONの略です。GI EXPERT
WEB SEMINARを会場で見てESDってすごいという気持ちがわきましたが一方開腹手術のほうが楽ではないかという気もしました。ESDは非挿管下で局所麻酔つまり静脈麻酔でペンタジンやサイレースそしてα2AGONISTなどを使うそうです。困難症例は血管が多い、繊維化、壁が薄い、死亡が多い方のようです。大きなスクリーンに映るとやはり感動がある。壁が薄い償還にできた癌を血管に障害を与えないように根こそぎマーキングした範囲で除去することは凄いと思った。また今も翻転しないとみにくいところはもう点であり境界は色素をかけないとわかりにくいという現実は変わらないようです。VARIXを避けながら食道の腫瘍を除去する、あとからVARIXも除去して医学は進歩している。大腸は昔から壁が薄いと評判でした、十二指腸もVATER乳頭があり難しいそうです。EBDを後から何回も施行したり、ケナコルトの局所投与そしてプレドニンの内服いろいろしても管腔臓器は狭窄するようです。素晴らしい進歩ですがまだまだ課題も多いそうです。