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補腎に紅参末

漢方薬を保険の範囲で処方して困るのは腎虚の薬がないことです。八味丸、六味丸そして牛車腎気丸、附子まつしか漢方エキス製剤を保険の範囲で使うではありません。今日は昼から東京の邱先生の不妊治療のお話の中で補腎には紅参まつを用いることを教えていただきました。兵庫県医師会館で行われた日本東洋医学会兵庫県部会の最初の講演で西本隆先生から紅参まつは朝まとめて、黄連解毒湯カプセルは夜まとめて服用することを教えていただきました。冷え性に紅参まつは使っても不妊治療の補腎薬の代わりに紅参まつを使うことは大発見です。補気して元気を出す紅参は朝にまとめて服用すればよいんですね。そして清熱解毒の黄連解毒湯カプセルは眠前服用ですね。兵庫県では漢方エキス製剤は15グラムといわれて久しい。以前、基礎体温をあげたいという女性が来られました、黄耆をたくさん入れて体温を上げる処方にしました。どうしても28日分くれ近隣都市の医療機関では60日くれたと粘られた。漢方薬によるアレルギー性の肝臓障害は一万枚の処方箋で1枚くらいあるそうです。やはり最初は少ない処方で間質性肺炎、肝障害、過敏性膀胱炎をチェックしないといけないようです。

尿酸

尿酸は良いものか悪いものか。尿酸そのものが悪いという考え方、尿酸合成過程での活性酸素が悪いという考え方。尿酸はXORマーカーの可能性がある。XOR活性は男女で差がないそうです。ひとで日本人女性人ではは加齢とともに尿酸値が上がる。しかし女性の尿酸値が男性を超えることはない。生体の酸化ストレス活性は尿酸が高いと高い。尿酸値は不思議なものです、私のところでもビール1500cc毎日飲んでも尿酸値が3mg/dl増えています。姫路市では高尿酸血症。痛風は男性に多い。IQが高い人は尿酸が高いという報告もあるようです。高尿酸血症は女性に多い。男性で尿酸値5以下になると却ってリスクが上がる。尿酸値はメタボリック症候群で高い。高尿酸血症はメタボリック症候群が多い。尿酸値を下げても心血管エベントは下がらない。女性は尿酸値を1mg/dl上昇すると虚血性心疾患は1.48倍になる。高尿酸血症の女性は高血圧のリスクが男性よりも高い。カフェインは尿酸値を上昇させない。むしろコーヒー摂取後ランニング距離が長いと尿酸値は下がるとの報告がある。結局よくわからない講演でした。

アルコール

酒は百薬の長は幻といわれて久しい。アルコール摂取量は男も女もない、摂取量は30年で急増。体を老けさせる毒だそうです。男性の一日一合では7割に減少3合以上は死亡リスクが上がる。ワイングラスは2杯まで。アセトアルデヒドで顔面紅潮、頭痛ドキドキ最後は水と二酸化炭素になります。食道がんはアセトアルデヒドと密接に関係するそうです。アセトアルデヒドは細胞が死ぬ。つまり焦げたパンと同じようになる。AGEsになるのです.AGEが肌の弾力をなくす。アルコールで肌が老化すると考える人は少ない4週間禁酒で回復するそうです。体をいたわりたい人は豆腐や枝豆というつまみ例えば枝豆山芋納豆おくらを出しと混ぜる。食物繊維とタンパク質をとることが大切だそうです。グルタミン酸はうまみ、これがダイエットの見方になるそうです。ドライマウスで味覚異常にも昆布からだしをとるうまみドリンクを持ち歩くと味覚異常症が改善するそうです。