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シダキュア発売延期

出る出るといってたまた最後の仕上げにとお勧めしていた高濃度のスギ粉症の舌下免疫療法のシダキュア。承認申請が通ったシダキュアが残念ながら予定の11月から発売延期になった。舌下免疫療法は1月から6月は全国どこかでスギ花粉が飛散しているかもしれないから新規の導入は推奨されていません。シダトレンを初めてそろそろ3年だから一度やめますねという方を引き留めていましたが2018年のスギ花粉症の時期が終わってからというのでじゃ一度やめましょうという話になりました。シダキュアが市場に出てくるそうです。シダトレンを処方している方にシダキュアを紹介するが長期不可つまり新薬になり14日処方になると伝えるとみんなちょっと無理とおっしゃる。私のところの患者さんに何人か医師の免許をお持ちの方がおられる。私のクリニックのあたりは医師免許を持った方いっぱいお住まいですから。自らが医師である方は流石に長期収載になったらしますと言い切られてました。シダキュアのほうが花粉そのものだから漢方薬のようにやさしいイメージがあるようです。ずっとしていては舌下免疫療法が舌下免疫療法ではなくなってしまいます。やめてから楽になるのが舌下免疫療法です。

当帰芍薬散では妊娠しない

挙児希望の患者さんのお話をお伺いしていますと当帰芍薬散も飲んだことありますとほぼ前例の方がおっしゃいます。しかし、当帰芍薬散で授かったという話は聞きません。当帰芍薬散は女性医療において有名すぎる漢方薬です。当帰芍薬散で胃腸障害を起こして服用できない女性が多いと思います。だから最近当帰芍薬散はほとんど使わない。当帰芍薬散は半分四物湯半分五苓散のイメージの処方ですのであまり血瘀に対する配慮がない処方です。四物湯から地黄を抜いています。つまり腎に対する生薬を抜いています。腎女性の先天の本は肝とされ男性は腎とされる。しかし肝腎同源という言葉も有名です。当帰といえば肝です。肝は蔵血の臓器です。肝は肝臓ではなくは腎は腎臓ではなくもっと広い意味です。肝は自律神経系も含み腎は先天の本で泌尿生殖器をも含みます。また五苓散の方位が入ることによりもともと便秘の女性がより一層便秘に至ります。中国人中医師は皆おっしゃいます、当帰芍薬散出す、漢方わかってないかな?活血・理気・温陽もっと強力に。最近更年期障害にプラセンタの注射を保険で希望される方が増えています。。。。。。むくむが取れたり肩こりが楽になったり。漢方薬よりもっと不思議な世界です。

子宮力と卵巣力

邱紅梅先生はわかりやすくするために子宮力と卵巣力というのがあるそうです。卵巣力は子宮力は着床力のことだそうです。黄体ホルモンは体温を上げるホルモン卵胞ホルモンは体温を下げるホルモン。黄体期に黄体ホルモンが体温の高温期を持続を維持し卵胞ホルモンが排卵期に低体温を誘発する。最近婦人科のお話が多いようですねと患者さんから言われます。これは漢方薬が有効な領域が皮膚科や婦人科何度と思います。眼科では20万円ぐらいする白内障手術や抗VEGF抗体の硝子体注射が行われています。20万円で一回で治る白内障手術は今なお進化している.しかし抗VEGF抗体は何度すれば終わるかわからない為に眼科の医療費を圧迫する治療となっています。眼科には眼科の医療費の総枠というものが設けられているそうです。MABが付く治療は効果がとても高いが医療費も圧迫する。IL-5抗体の抗体治療MePOLIZMAB商品名ヌーカラも一度死んだがよみがえった治療です。婦人科の不妊治療を衆議院選挙で公約にする政党はない。待ったなしといわれる我が国の少子化対策、教育費無料の前に女性の生涯出産率を上げるにはどうしたらよいかこれに焦点を当てる政党がないのは庶民の思いを理解する政治家が少ないからだと思う。日本維新の会も橋下市長の尽力で大阪では妊婦健診を手厚くしたみたいですが国政では今一つ。安倍首相がんれーではなく漢方薬がんばれー。このままだと皆保険は崩壊します。

副作用を知らずして漢方薬を処方するなかれ

副作用を知らずして漢方を使用するなかれ語るなかれ飲むなかれ。私のところでも女性を中心に多くの漢方薬を飲みたい患者さんが劇的に増えている。副作用を知らずして漢方薬を処方するなかれ言う文言で始まるのが「漢方薬副作用百科」は丸善から出ている漢方副作用百科は4400円の書籍です。漢方副作用百科は安く提供するためか写真がない。しかし、類書がない素晴らしいものです。漢方薬で肝機能障害がどのくらい起こるかということに関心を持ちました。マスコミでは青汁で肝障害と載っていました。漢方薬や健康食品でどれくらい副作用が出るかわかりません。漢方やサプリメントでどれくらい肝障害が起こっているのでしょう。サプリメントは高濃度である成分を服用します。私は好きではないし危険と思います。患者さんが今の時代ほど漢方薬を簡単に服用できた時代はない。1990年代になり小柴胡湯で肝障害・間質性肺炎いろいろ起こりました。漢方薬副作用百科を読み副作用が起こればすぐ発見するためにも漢方薬を処方するとき副作用についてもお話するように心がけないといけない。できれば漢方薬を長期処方はしたくない。