呉茱萸湯のライバルは半夏白朮天麻湯。確かに病名漢方では頭痛やめまいに用います。日本漢方古方はの高名な先生がおっっしゃってました。半夏白朮天麻湯は蒼朮と白朮のニ朮の配合さらには乾姜と生姜の配合がウリです。呉茱萸を入れた方剤は一定の割合で飲めない人がおられる。呉茱萸の面白いところは温めるのに気を下げることです。冷えて頭が痛く嘔吐する。気逆で嘔吐している時良い。当帰四逆加呉茱萸生姜湯、九味檳榔湯は五臓の肝を温める方剤として貴重です。当帰芍薬散に呉茱萸も相性が良いらしい。開業する前は呉茱萸配合の方剤を出すには勇気がいった、100年以上前に系統中医学で東京に行ったとき仙頭正四郎先生に尋ねててみました。当帰四逆加呉茱萸生姜湯はのめない人がいるがコタローが誇るエキス製剤のポルシェ311(N311)を飲めない人は少ないとのことでした。この話を初めて聞いた時は感動でいっぱいでした。肝が冷えた状態に呉茱萸。柴胡は量により辛涼解表、少量では疏肝だそうです。最近は漢方門で開業したの、昔の糖尿病の病院と異なり漢方薬の顆粒や細粒が服用できない人が少ないなあ。