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胴上げ、騎馬戦・今後は肩車

今日子供の日,いつものように子供が減っていると報道されている。1980年代胴上げ型人口の社会、2010年代になり肩車型人口そして平成30年を迎え肩車型の人口今後さらにはさえきれない時代が来る。もうそこに一人が一人を支える時が来ています。働き方改革というが70歳で働くのは今後当たり前になると思われる。国民年金では暮らしが成り立たない。介護保険受給者がすごく増えると介護保険料の負担が今以上に厳しくなる、昭和20年代に戻ろうと厚生労働省は言うが働いていては親や夫婦間の介護は成立しない。家で死ぬ時代に向けて医療系の学部の増設が著しい。歯学部なんかすごすぎる毎年合格する数が決まっているそうです。我々の時代は我々医学部も歯学部も点数で合否が決まっていた。薬学部も6年生になり私立なら6年で1200万円学費だけでかかる。歯学部の学生になっても上位にいないと視界にはなれない。薬学部に入っても薬学士どまりということもある。2025年問題で入院を減らそうとしているが介護医療院とはどんなものかなったく見えてこない。家で死にたいが家族は大変だと思います。訪問診療に伺っても先生が来る日やった、忘れて出かけておりましたといわれたこともある。無理があるような気がします。

医者が知らない薬

最近患者さんと話が通じなくなっている。患者さんはご自身の薬だけしか知らない。会員して10年近くたつと何年か前に一度もらったといわれてもカルテは二階に上がってないないなあ・レセコンをたどっていくがなかなかない、これはまさしく患者さんの顔を見ないように患者さんが指示なさっているように思います。漢方薬のエキス製剤148方剤ならすぐわかるがそれでも緑色の銀紙とか赤とかスティック、いろいろ言われる、加味帰脾湯は私の頻用処方ですがクラシエの錠剤とツムラのエキス顆粒では番号が異なる。クラシエとツムラで番号が違うなんてMRさんもご存じないと思う。なぜなら自社製品しか教育されてないからです。加味帰脾湯はかなり使っているから以前はステイックも使っていましたが場所をとると薬局で不人気なのでやめました。、サフランとか内田和漢堂のコウイMを飴といわれるとほっとする。西洋薬はなかなか手ごわい。ピンクの塗り薬ならまだ簡単それでもローション、スプレー、クリーム軟膏と多剤型ある。それにまた後発医薬品の会社が異なる。実物を持参していただくか紙を持参いただくか、患者さんが思う以上に多くのお薬と向かっている。それでも後発医薬品は80パーせんにしかならないそうです。85パーセント目指して一般名処方しているがなかなか達成は難しい。先日クリニックに一番近い薬局に在庫しているヒアルロン酸製剤の点眼液で日東のヒアロンサン、参天の先発ヒアレイン、ヒアレインミニ、日本点眼薬のヒアルロン酸0.1PFでも満足しない患者さんがお越しになった。どうも千寿のテイアバランスをご希望のようでした。外用薬は後発品のほうが容器が良いとか何と言われることもある。患者さんが思う以上に後発医薬の種類が多い。薬の多い人のためにお薬手帳を持参したらお薬代が安くなる制度になっているがお持ちにならない。薬が多い人には出せませんというと何でといわれる。そのための院外処方箋ですよというとしばらくお越しにならない。よそではこんなにしてもらえないとわかると戻ってお越しになる。不思議な時代です。お薬が多いのは老年医学会の報告で明らかに良くないですよ。

質問にお答えできないエピペン

蜂刺されにエピペンを使ってもよくなった時自費で13000円程度かかった。完全自由診療であった。2本持ちたいと言われたら自由かもしれない。蜂が飛び始めました。蜂アレルギーにエピペンを処方しているご縁でエピペン講習会の講師を引き受けたがこれもダメあれもダメと大きく変わっているのにびっくり。アドレナリン自己注射というには自分で注射をすることを前提としている、つまりエピペン2本を処方して保険で査定されても何の根拠もない。自己注射とは自分で接種することです。山の中でドクターヘリが到着できないところというのは添付文書に記載がないから微妙です。他の人が持つ2本目のエピペンを売ってもよいか微妙である、名前が自己注射だから。ここ数年添付文書に書いてないことはお話してはいけないことになってきています。データなきグラフや表もダメ、実際に実験していないものを仮に用いたらこうなるであろうはアウト。すごく変わった。