今年は今のところインフルエンザはAソ連のPdm09が多いようです。姫路キャッスルホテルでのインフルエンザセミナーは毎年参加させていただいておりますがあっという間に終わりました。感染症の専門医ではなくNHOの呼吸器専門医の先生を講師にインフルエンザの薬の話は少なく四方山話という形でのお話でした。インフルエンザウイルスと間違え見つかったインフルエンザ菌を発見したのが北里柴三郎脱兎のお話から始まりました。インフルエンザは細菌感染ではなくインフルエンザウイルスであろうということを言ったのが1919年日本人の山内保先生。インフルエンザ後の肺炎には3つあり細菌性、ウイルス性、混合性です。ウイルス性肺炎は3日以内に発症することが多く、Pdm09で多いようです。二次性細菌性肺炎のハイリスクは65歳以上、肥満、妊婦だそうです。どうもインフルエンザに100人がかかると3人が肺炎になるようです。ノイラミニダーゼ阻害薬は肺炎抑制に有効だと考えられているそうです。細菌性の肺炎の原因菌は肺炎球菌、ブドウ球菌、インフルエンザ菌が多いそうです。2割程度ブドウ球菌で半分がMSSA,半分がMRSAとのことでした。IMMUNOMODULATORYTHERAPYとしてマクロライドやステロイドを用いるのはあまり効果がないようです。STATINは魔法の薬、インフルエンザにも有効との報告があるそうです。質問でゾフルーザについての話が合った。アミノ酸変異株は実臨床の話ではないので今はあるいは使ってみないとわからないとのことでした。