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吉備漢方でとってもわかりやすい中医学入門について

釧路は今朝は2度、昼でも10度だそうです。谷口書店のとってもわかりやすい中医学入門はとても分かりやすい。釧路から遠路はるばるとってもわかりやすい中医学入門の著者松田三千夫先生がお越しになるとのことで岡山コンベンショナルセンターへ行ってきました。次回は5月にこれまたお話を聴講したことのない大物だそうです。大変期待しております。著書にサインをしていただこうと持参しましたがブレイクしていたので諦めました。講演内容は谷口書店のとってもわかりやすい中医学入門のご著書のとおりで舌。あらかじめ予習をしていきましたので充実した2時間でした。陰=水+血という発想は面白い。日本漢方の陰陽の陰と中医学の陰は異なる。しかし日本漢方のお話の中で混ぜて使う漢方医が増えていると思う。それは昔から言われる陰虚の概念を混ぜて使うことから始まっている。ところで岡山県ではヨクイニン末は3カ月以上続けて処方すると査定されるそうです。難治性尋常性疣贅とかコメントを書いても保険が通らないそうです。岡山県の漢方薬の保険の審査はとても厳しい要です。講演会の最後に松田三千夫がちょうようとうについてご解説いただきました。排膿散及湯と腸廱湯を一緒に使うとよいとお話しくださいました。松田三千夫先生はインフルエンザにおいてもご著書に記載があるように麻黄湯と排膿散及湯を用いられ大きな効果を得ておられるそうです。また松田三千夫先生の講演が効ける日を楽しみにしています。

名古屋の安保ホール

古方派・後生方派が主流の日本の漢方で異彩を放つ一貫堂医学。まだ書物は矢数格先生、松本先生の2冊しかないのが現状です。14時30分から名古屋の安保ホールで兵庫医科大学の大先輩で学生時代呼吸器内科の講義をしてくださった第五5内科の先輩が一貫堂医学のお話をなさるので大阪漢方談話会を早退し新大阪から名古屋に向かった。安保ホールには先月もコタロー漢方名古屋セミナーで行ったところです。患者さんの自己負担が少ない保険適応の漢方薬で何とか満足を得ていただくために東京から博多の間をうろうろしてしています。交通費/宿泊費などの無茶苦茶お金をかけています。一貫堂医学は万病回春や和剤局法の処方を用い傷寒論や金匱要略の処方は用いない流派で東京や兵庫県東部では盛んな東洋医学です。今日話を伺ってびっくりしたのはエキス製剤を一日2グラムや3グラムしか使わない医学です。昨今漢方薬が保険で出せなくなっている。社会保険での査定は大変厳しい。ヨクイニンが岡山では3カ月しか使えないそうです。この流派のように少ない量で治療するのがこれからの保険診療のような気がしました。