舌下免疫療法の脱落者が増えている。講演会でおうかがいするのは予約制でお越しにならない方に受診勧奨をしているところが多いようであるが予約制ではないので受診勧奨を私共ではしていない。最初はみんなまじめに来られていたが今は違う。小さなお子さんは保護者次第、成人は本人次第。せっかく自費で適応のない年齢から始めてもお母さんが仕事を初めて管理しないとやめてしまう。ダニもスギも濃い製剤と薄い製剤が存在します。スギ花粉症を考えると薄いほうで十分患者さんは満足している。スギとダニは全く副作用が異なる、スギは口腔内の副反応が軽い、しかし高濃度の製剤を子供に使うと口内炎がおこる。やはり、鼻や目と同じで口の中にアレルゲンが入るので口内炎がアレルギー反応として起こるのかなあと思っています。口は消化管の入り口です、胃まで到達すると胃酸があります、たんぱく質を変性させます。これが舌下免疫療法では大きく寄与していると思います。頑張って続ける気持ちの方にお越しいただきたい。