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便秘の漢方薬

東京日本橋から便秘の講演会が、漢方薬最大手のツムラのWEBが全国に向けネット配信されました。11月15日は記念すべき一日です。今やWEB講演会は自宅でいくらでも見ることができ時代になっている。西洋薬の高価な便秘薬がどんどん保険適応となっている。WEB講演会などで便秘の講演が急速に増えている。アミティーザ、グーフィス、リンゼス、そしてラクチュロースまで便秘に保険適応を取得している今日この頃、私のところでは漢方薬が一番人気です。一番人気は切れ味が良く、おなかが痛くならない、私は便秘に漢方薬を使うときは生理的排便を目指して眠前に5グラムから2.5グラムを服用していただくようにしています。7.5グラム分3毎食前で処方箋は書くしかないが毎食膳に飲むように書かかないと保険審査で査定されると説明している。便秘の薬で一日薬価300円とかいうとほかの薬が使いにくい。センノシドを使わないようにとか高Mg血症による不整脈とか今までの便秘治療が危険という話もかなり前から議論されるが酸化マグネシウム製剤にも500mgの剤型がある。一日1500mgも処方されている人がお越しになり漢方薬を使うと案外普通の量で便秘がコントロールできた。センナは使えば使うほど効かなくなる、漢方薬であっためて便が出るなら大建中湯のような山椒や乾姜でおなかをあっためる、六君子湯は四君子湯と二陳湯を合わせた処方です、四君子湯で補気し二陳湯で気を巡らせるあるいは甘草に過敏な人は茯苓飲があ良いと思う。

ポリファーマシー

POLYPHARMACYが今大きな問題です。睡眠薬や抗不安薬が2018年4月の診療報酬改定から一年たった2019年4月に大きく制限される可能性がある。依存と耐性がある薬を簡単に処方してはいけない、最初に処方するときにやめることを前提に処方しないといけない。いっぱいくすりが欲しいという方が多い,その薬本当に必要ですか、ポリファーマシーによる健康被害が問題です。私のところでも6種類までに内服は止めている。患者さんがくれという薬を言うなりに出すのは保険診療になじまない。漫然投与もいけない。高齢者の安全な薬物療法ガイドライン睡眠薬抗うつ薬がやり玉に挙がっている。うつ病治療はプラセボ効果が大きいとされる。多くの医療機関を受診することが問題になる。薬剤師の疑義紹介は薬剤師の義務である。減らそうよ多剤内服、薬剤師の吉岡睦展さん,昔研修医時代の知り合いです。医師の横山英世さんも学生時代指導を受けました。神戸大学で活躍された先生が医師と薬剤師では薬の見方が違う、医師は薬に良いところを見ている一方、薬剤師は悪いところを見ている。お薬手帳は一冊にまとめることが大切だそうです。お薬手帳を介してのコミュニケーションすることが必要とのことでした。

抗うつ薬はミルタザピン

アメリカでは不眠症に使われ1番の薬は抗うつ薬のデジレルと聞いています抗うつ薬の。ミルタザピンはシェリングプラウのレメロンと明治製菓のリフレックスという名で発売されたがミルタザピンが12月にいよいよ後発医薬品が登場します、発売時にレメロンの講演を聞くために大阪まで行きました、シェアの多くはMSDではなく明治製菓ファルマが占めている。ポリファマシーにミルタザピンが有効という話をという話を集合会場で聞きました。15mg、30mgと剤型はあるが45mgまで使える。ミルタザピンはもともとシェリングプラウの製品なのでAGではないが添加物が同じという点でMEIJI SEIKA PHARMAの後発品が有利。うつ病にはPLACEBOが有利とされている。ミルタザピンは効果が早いので初回の服用でねむけを感じて困る方もあるが眠れなくて困る方にはベンゾジアゼピンの睡眠薬を減らすことも可能です。また食欲が落ちている方にも空腹感が出て人気があります。眠気は人により異なるので少ない量から増量しています。