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うつ病にはNaSSAが睡眠薬を減らす

うつ病の病前性格には仕事熱心、几帳面、完璧主義、他者との共生などがある。そんなうつ病にはミルタザピンがポロファーマシーを避けるには有用です。GUNDAMSTUDYやSUN-DというRCTがある。RCTは無作為割り付け試験です。日本初の研究は臨床で遭遇する換算に近い,日本で承認されている用量、日本で承認されている薬を用いていることが特徴です。GUNNDAM STUDYでは2週間ではミルタザピンが良いが4週になると優位さがなくなる。6週間ではミルタザピンがSSRIより良いが8週間では優位さがない。ミルタザピンは私自身は低用量で用いる。それはまだ漢方薬を併用でうつ病を治療する希望を持つ人を対象とするからです。ミルタザピンには用量依存性がある15mg30mg45mgを使いこなすことになる。しかし眠くて服用できない人が多い。アメリカの睡眠薬の一位はデジレルです。抗うつ薬です。勿論ミルタザピンも10位には入っています。15mgde問題なければそのままです.30mgでうまくいかなときは薬を変えたほうが良いそうです。つまりSSRIは用量依存性がなくNaSSAは用量依存性である。またSNRIの用量依存性は検討されていないようである。私は慢性の疼痛で痛いといわれたらSNRIは増量して使っている。こういう薬はすべて海外ではもっと多く使われているようです。実際私は15mg以下でミルタザピンを用いることが多い。眠い太ったといわれるからです。

脈診と舌診

今日は寒かった、山の紅葉を見ることを兼ねて夢前まで野菜や肉を買いに行きました。山は真っ赤でもないし黄色なのはいちょうぐらい。今年は紅葉はきれいではない。昨日夜姫路城の前を通るとプロジェクションマッピングをしていたが昨年みたお月様が3つも4つもあるほうがきれいだった。漢方診療をするうえであるいは東洋医学会で発表するうえで必要なのは四診です。一番は問診です、診療に必要なことをお尋ねすることです。脈診と舌診。腹診は眼科専門医であることおなかにすべてが出るのではないこと、方剤が経方に偏る可能性があることから行っておりません。四診合算というが問診してこれという薬を決めて最後の確認に脈診・舌診は行うべきとの話を聞く。体を触ることは医師でないと無理、薬局の薬剤師に比べて有利な点です。しかし腹診はしたくない。腹診は中国では一般に行わない。漢方診療には数値がない。検査もない。今年一年でどれだけ成長したかは不明だが患者さんが今のを変えないでといってもらえるのが一番うれしい。今年もインフルエンザワクチンがもうすぐなくなる。昨年も12月初旬に亡くなってしまいましたがワクチンを増産していない以上今年も同じことが起こる。以前はたくさん摂取していたがワクチンが入らないからなくなり次第終わりになる。毎年うっているところでうつのが一番良い。

今月は5回目のコタロー講演会

今月コタロー漢方製薬の講演会に5回参加しました。最後は神戸で中医傷寒論のお話です。年間100回も漢方講演会に参加される講師のお話で期待しました。広島で一度講演を拝聴いたしました。傷寒論にはいろいろな書籍があるしかし中医学の傷寒論は劉渡舟先生の中国傷寒論解説が一番ポピュラーとされている。2冊あるが続編はアマゾンにもないそうです。それだけ漢方を学ぶ人には中医学の傷寒論は貴重ということです。天津の楊育周先生のものもあるが値段が書いていない。つまり市販されていない。アマゾンで漢方薬の書籍を購入するときは小さな出版社のものは注意すべきです。定価よりも高くついていることがあります。朝10時からの講演でしたがあっという間に終わりました。しかし前から思うが呉茱萸湯が陽明病の寒証に分類されるのは不思議です。肝をあたためる呉茱萸が薫薬なのに、また陽明病といえば胃家実之也つまり熱なのに。演者によると3系にわたる難しい薬との解説があった。日本の傷寒論の概念では言われていないと思う。最古といえば小柴胡湯だが四逆散のように柴胡と芍薬の組み合わせが中国ではよく用いられると聞く。四逆散が少陰病にも記載がある、少陽病のはずなのに。四逆散は交感神経緊張に用いる薬です。最後は心腎不交二は清心連子飲。これは少陰病熱病には愁訴が多く激しい中々よくならない人は心火こと肝火と考えるんだそうです。難しい話でした。復習しています。

アトピー性皮膚炎と汗

汗の話といえば広島大学の皮膚科か杏林大学の皮膚科の先生のお話が多いと思います。杏林大学の皮膚科の教授であられた塩原哲夫先生の講演を聞きに行きました。平成28年に名誉教授になっておられたがいまだ若々しい。新幹線がのぞみがh姫路にとまる本数が夕方非常に少ない、私も平日の夕方なら新幹線よりもお金の問題もあり神回測定いやと思うことが多い。ということでさっさと帰って行かれた。しかしその講演内容は目からうろこのお話でした。日本ではヒルドイドクリームは1フィンガーチップユニットで手のひら二枚分といわれているが3フィンガーチップユニット塗りなさいといわれました。実験データをお持ちのようで川崎医科大学の皮膚科教授の仕事もお示しになりました。汗がアトピー性皮膚炎の増悪因子のように言われているがそんなことは内というのが塩原先生の業績のようです。各層の水分が皮膚の最大の保湿因子であることを示しそのためには基礎発汗を増やすことが重要だそうです。ワセリンでは基礎発汗を抑えてしまう燥です。昔ヒルドイドクリームに配合されたチモールくっつくには有効であった。チモールが入ると伸びが悪いがこれがATOPICDRYSKINには良いそうです。ヒルドイドは60年前にドイツで開発された薬だそうです。汗をかくには足浴が一番良いそうです。汗をかかない人ほど手掌発汗が多い、終章だけは特殊だそうです。H1BLOCKERは抗コリン作用で汗を抑える。ヒルドイドは厚めに塗るのが大切とのお話でした。ヒルドイドはクリームが良いとの話でした。