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シクレスト舌下錠と2025問題

シクレスト舌下錠について2回目の話を聞きました。統合失調症の薬シクレスト舌下錠は副作用が従来の薬に比べて少ないようです。D2受容体に対する働きはもちろんプロラクチンの血中濃度を上げず、体重増加をきたさない、糖代謝への影響が少ないなど副作用が少なくなっているようです.特に肥満傾向がある糖尿病の女性には最適な薬のようです。80-50問題つまり80歳の高齢者が親で引き小諸の子供が50歳を迎えるようになっている。認知症の親と引きこもりの子供では介護保険が使える80歳に比べ50歳の方は行き場所に困る。つまり地域意向が厳しい。高齢化、精神症状、認知症、社会性。地域意向はすぐできない、地域意向には準備がいる。生活保護の移行、そのためには世帯分離。もうすぐそこに2025問題が来ている。第7次医療計画には2025問題が含まれている。税金納めていた人が介護される側に回る2025年、子供医療無料などという愚策が長く続くわけではない。地域生活といっても最近井戸端会議がなくなり御近所の若い人は共稼ぎ、高齢者はデイサービスなどと忙しい。地域包括ケア病棟、介護医療院などを含む地域包括ケアプランはどんどん進める必要があると思うが介護医療院に移行するところは少ない。デイケアも精神科病院の横にあれば安全ではあるが病床削減の一手になっていると考えるのか進行しないようである。老々介護は当たり前、80-50問題も急増すると思われる。薬の副作用が少ないというのは今後大切である。適応外で認知症の方も服用されることがあります。

こころと体の弁証論治

松橋和彦先生の松橋漢方塾は第三回で終わってしまった。松橋漢方塾には一回しか参加できませんでした。松橋漢方塾は対薬理論で見てみましょうというスタンスで方剤を分解してゆきます。こころの漢方治療は精神科とは異なり長く面談しないのがコツのようです。そのためにはカウンセリングテクニックを身に着ける必要があるようです。患者さんは相手が占い師でもカウンセラーでも何か聞いてほしい。そんな方が漢方診療の丁寧な問診という言葉を勘違いされていることをしばしば経験してきた。一方的に医療者は話すのもよくないが門指標の内容を再確認することこそ問診という四診の一つと考えます。難しいもの、双極性障害などの難し物はまず精神科・身体症状があれば心療内科。こころの問題は心と肝に絞って問診票を読み解くことが大切であると思う。使える薬はせんじ薬でないとかぎられる。五臓の中で心と肝が重要な臓器です。心は神志をつかさどる、意識知性理性をつかさどる。精神神経活動をつかさどる。心血虚では精神神経活動が抑制される肝は情志をつかさどり感情・本能と関係する。肝は支配欲とも関係する。支配欲は他人に従ってもらいたいこと影響を及ぼしたいことを指す。加味帰脾湯は心脾両虚の薬です。加味帰脾湯では加味とは柴胡山梔子を指します。柴胡は肝、山梔子は心の熱を冷まします。肝と心は相性の関係にあります。柴胡加竜骨牡蠣湯、加味逍遥散、抑肝散加陳皮半夏は肝の薬です。心の症状は健忘・不眠・多夢です。心血虚は落ち込み肝気鬱結は興奮です。漢方松方塾は大変すばらしい講演会でした。

モビコール配合内用剤

モビコール配合内容剤は海外ではすでに多く使われている薬です。2歳以上で使える便秘薬です。モビコール配合内用薬は主役はポリエチレングリコールで腸管内の水分を増やします。塩化ナトリウム、塩化カリウム、炭酸水素ナトリウムを配合しており腸管内の電解質には医療を行っています。水で溶解するみたいですが味は電解質が入っているので塩辛い味がするようです。もビコールは増量の仕方がややこしい。初回用量は年齢により異なるが増量は中一日後で用量は年令により異なる。増量の仕方が添付文書通りだと面倒な気がする。先に発売になっているグーフィスは水分泌と大腸蠕動運動亢進を行う世界初の胆汁酸トランスポーターで前もって食事は入る前につまり食前服用するそうです。この二つを比べてグーフィスのほうが受けそうな気がします。最近電解質異常による不整脈でで酸化マグネシウムに逆風が吹いている。それで責任を取るわけではないだろうがマグミットを販売している持田製薬から2つの便秘薬が出てきました。さっそく処方します。グーフィスはカマぐとガスモチンの働きをあわせた様になっている。一歩私は便秘には漢方薬を患者さんから期待されている。このような新薬を期待してくる人は少ないと思う。漢方薬は発売から時間が経過しているため大変安い。中国の生薬の価格が上昇しているのに。2019年10月は消費税10パーセントこれに伴い診療報酬改定です。薬価は1000億円下がるようです。