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当帰と川芎

有名な蔭山充先生が講演会で座長の先生から突っつかれて先生の診療で特徴的な薬はと聞かれたら当帰と川芎の生薬末を女性には多用しているとおっしゃっていました。そこで私は高砂の当帰と川芎を使おうと意気込んだが逆ザヤです。今の時代多くの生薬は逆ザヤ。調剤薬局は売れば売るほど赤字、患者さんはまさか赤字の出血大奉仕を調剤薬局さんがしてくださっているとは思ってないやろね。そう思うとなかなか使えない。関西系統中医学講座テキストで当帰と川芎の入った方剤を集めてくださっていたのでパワーアップのために当帰芍薬散、抑肝散陳皮半夏、抑肝散、女神散、温経湯、防風通聖散、五積散に当帰と川芎が配合されている。芎基調血飲は地黄が入ってます。今後は赤字を出すがこのようにもともと当帰と川芎が配合されている方剤には生薬末を配合してみたい。ちなみに当帰は血をぐるぐる回すイメージ、川芎は血を上へ上げるイメージだそうです。川芎茶調散の川芎や十味敗毒湯、清上防風湯,冶頭そう一方冶打撲一方酸棗仁湯があげられる。何となく川芎の使い方が見えてきました。私は2000年4月から東京に通い系統中医学講座で学んできました、それでも毎回毎回新鮮に話が聞こえます。系統中医学講座が進化し続けているのか私が講演を聞き分かったと思た感動だけで実についていないのか誰もわからない。系統中医学講座の講演を聞き明日からの診療に生かすことははライフワークです。

関西系統中医学講座第4回基礎理論編

グーンと寒くなりました、昨日はアレルギーで心斎橋今日は関西系統中医学講座。今年最後の関西系統中医学講座に参加してきました。しかしながら、9時30分いつもはきれいな写真が映るのに映らない・講演会でパワーポイントのスライドが映らないというのがWEBでもライブでもある。PCに強いMRが直してくださった。よかった…今日は八鋼弁証のお話し。普通なら表裏寒熱陰陽虚実の話をされてはいおしまい。系統中医学講座は三本の軸がある其れが表裏感熱虚実そして統括する陰陽がある。八鋼弁証を入り口として持ち込むつまりどこで何がどうしてどうなっているかを分析の過程で順次明らかにするのが系統中医学。さらには他の部位ではどうか、顔の皮膚は乾燥ですが下肢はどうか?普段からトレーニングしてないとできない。梅田には昨日にもましてすごい人、ルミナリエ開催についてのお知らせ、JR神戸線昨日同様混んでました。系統中医学オリジナルなお話でした。楽しかった。配給制がきっちりしているから入ってこないのにインフルエンザワクチンがなくどうしようのない。いくら電話なっても昨年の分はとっくに終わってます。憂鬱です。