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適宜増減不可のアレルギーの薬

以前からなぜ新しい抗アレルギー薬のビラノア・デザレックスは適宜増減の文言が入っていないかわからず疑問に思っていました。ヒスタミンの脳内受容体占拠率の話でしばしば引用される文献の東北大学のやないかずあき先生のご講演を聞くために診療を17時で終え大阪駅の近くの会場に向かいました。結論から言うと素晴しい講演会でした。新しい抗ヒスタミン薬のビラノアやデザレックスがどうして適宜増減できないかわかりました。抗ヒスタミン薬には多かれ少なかれ眠気があります。非鎮静作用を本当に歌うならすべて増量してはいけないそうです。民間の保険会社の判断で抗ヒスタミン薬はヨーロッパでは4倍量の増量が認められる。皆保険の日本ではスペインから入ってきたビラノアやデザレックスは適宜増減不可の意味がやっと分かった。休診にして患者さんに迷惑かけて大阪まで言った甲斐があった。またヒスタミンといえば悪者と思っていたがめまいに使うベタヒスチンがヒスタミンを大量にヒスタミンを作り記憶回復という記事が新聞に載っていました。ヒスタミンとオレキシンは視床下部に相反する働きをするのであろうか。