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アナフィラキシー

大阪北浜大阪証券取引所ビルの北浜ホールで昨年は舌下免疫療法学びましたが。今年はアナフィラキシーの勉強をしてきました。先日の総合アレルギー講習会でも食物負荷試験の実習でお世話になった国立病院機構相模原病院の先生がまた大阪にお越しくださり我が国のアナフィラキシーの実態をレクチャーしていただきました。アナフィラキシーという言葉はエピペンの発売とともに普及しています。学校保健会の調査では平成16年0.1パーセントに対し平成25年0.5パーセントとアナフィラキシーが増えているそうです。日本では医薬品、手術関連、ラテックス、食物などが挙げられています。ヨーロッパでは蜂抗原によるものが多い。食物では欧米ではピーナッツが多い。韓国や日本では小麦や卵が多い。薬では造影剤や抗菌薬とともに非ステロイド鎮痛薬が多い。しかし医療従事者も再認識しないといけないのはロキソニンなどの鎮痛薬をやさしい薬として処方を希望する人が多いことです。発症までの時間が短いことも注意がいる。食物依存性運動誘発アナフィラキシーは5パーセントもある。日本の新しいデータでは小麦甲殻類から果物が甲殻類に比べ特に子供でも増えている。オレンジなどのかんきつ類とモモが多い。蜂ではアシナガバチが多い。経口免疫療法では牛乳に注意がいる。

エピペンをこどもに注射する

こどもの注射で固定がいかに大切かをお話されていた。エピペンをお母さんが自宅でうつとき固定が弱いと子供が動くそしてどうなったかといえば切傷が5cmで来たそうです。エピペンをうつときお母さんはエピペンに注意は集中し固定は頭の中にはなかったと思います。点滴や採血を子供が賢く打っているというのは保護者の希望的観測ですね。保護者がみていないところでみんな看護師が上手にやっているのです。エピペンをうつときは漢字は横になっているそして服の上から注射する。しかし筋肉注射なので採血のように静脈に針を刺すより簡単なはずです。だがこのように想定範囲外のことが起こる。その前にエピペンを持っていても打つことができないお母さんもいるそうです。医療費の無料化でせっかく持っていてもエピペンうたずに受診というのもかなりあるようだ。そのエピペンを学校でうてというのも難しい。調布市のチジミでは約8分で養護教諭の背中でものを言わなくなってしまったそうです。しゃくし定規の説明では無理な部分がある。またお母さんにもいろいろおられるということである。