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ロキソニン下さい

ロキソニン下さいといわれたら漢方薬なら処方いたします、ロキソニンなどは処方いたしません。ケチといわれても眼科の保険適応がある病名はロキソニンにはない。漢方薬が慢性的な頭痛には良いと思う、だからロキソニンや痛み止めを希望されても処方することをやめた。ロキソニンは優しい薬ではない、アナフィラキシーの人、上部消化管出血で吐血した人、、腎臓が悪くなった人もいる。薬物によるアナフィラキシーはたちが悪い、経過が速い、あっという間にショックになる。漢方薬で片頭痛がコントロールで気ならそれがよい。頭痛外来を受診し一切他院で薬をもらってはいけないといわれた人がいっぱいいる。軽い気持ちで飲んだ痛み止めに対して薬物依存症になる方が少なくない。風邪薬のPL顆粒もかつてはもてはやされた。カフェインも配合、消炎鎮痛薬も配合依存になる。抗ヒスタミン薬を睡眠薬として使うとどうなるかすぐに耐性ができて眠れないようになる、本来のベンゾジアゼピン系の睡眠薬でも眠れなくなる。ましてや抗ヒスタミン薬ならもっと早く耐性化する。

アスリートの鉄剤使用について

高校生アスリート特に陸上部女子の方が鉄剤の注射を希望することが全国で蔓延している。陸上部女子の長距離選手が来て主訴が鉄剤の注射である。。本当に鉄欠乏性貧血の方もいるしかしながら本末転倒で成績を向上させるために鉄剤の注射を打ってくれと来るという話です。鉄欠乏性貧血でないアスリーツがいっぱい健康保険を使って鉄の注射をなさっているので消火。同じようにNSAIDsのロキソニンつまりロキソプロフェンナトリウムやボルタレンつまりジクロフェナクナトリウムがほしい人がいっぱいお越しになる。小児の食物アレルギーに行う負荷試験でもアスピリン負荷を行うと陽性率が上昇する。鎮痛剤はそれだけ悪いことが起こる。ロキソニンには眼科での保険適応症がない。インフルエンザに罹った方が家にあったボルタレンを飲んだとか座薬を入れたといってお越しになる、インフルエンザ脳症のリスクを上げるので使ってはいけないといっても全く耳を貸さない様子。国民皆保険だが性善説からなる制度なのでなくなれば困るのは受診者自身と思う。今から講演を聞いてきます。

タミフルを処方してもらえますか

タミフルを処方してもらえますか?こういうのは保険適応外で自費診療の話です。保険診療は医師が必要としたものを必要に応じて処方するものです。皆保険が当たり前になり困ったものです。今老人ホームでのインフルエンザ流行でタミフルの予防投与が話題になっている。インフルエンザ薬の予防投与は行事に備えて行うものではありません。センター試験だから予防投与をするのはPMDAの救済制度にのらないつまりDIVINGをしたときに救済制度の適応を受けられない。例えば高齢者でCOMPROMISED HOST例えば人工透析を受けている人に感染が及ばないようにインフルエンザ薬を処方するのが予防投与です。受験生に試験の前にタミフルを自費で処方するともし2階から親が目を離したすきにDIVINGするとPMDA医薬品医療機器からの副作用としての認定がなく処方する医師に大きな負担がかかる恐れがある。保険診療と自由診療の違いが曖昧になっています。希望したお薬が自費で何でもかんでも出せるわけではありません。ついでにロキソニンなどもってのほか、消化管出血、アナフィラキシー、腎機能の低下など何が起こるかわからない。、