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漢方薬の副作用で多いのはむくみ

漢方薬は副作用と紙一重の世界です。漢方薬で一番多い副作用はむくみです。漢方薬で便が柔らかくなり喜ぶ、あるいは柔らかくなると下痢になったと嫌な感じがする人もいる。肝臓ではなく甘草が原因でのむくみが漢方薬の副作用では一番多いとされる。昔患者さんがこの漢方薬に肝臓の薬が入っておりそれがむくみの原因らしいですなあと患者さんに言われたことがある。なるほど調剤薬局の薬剤師さんはだれでも甘草走っているという前提で生薬のカンゾウを説明したが患者さんはカンゾウとは肝臓と理解したようだ。日本語は難しい。私なんか舌足らずの話し方をするからもっと誤解されているんだろう。カルテの表紙に甘草禁止と書いているがうっかり忘れることがある。患者さんのほうから薬変えて甘草は言ってませんねと言われることがある。漢方薬を服用したらむくみに要注意です。芍薬甘草湯には肝臓ならぬ甘草がいっぱい含まれている。むくむ人には煎じるときには炙甘草というのがあるがエキス剤でははちみつであぶる炙甘草は使えない。

ブナ目ブナ科の花粉の飛散が始まる時期となりました

4月の姫路ではブナ属の花粉の飛散が控えています。ヒノキの花粉の時期かくれて飛散するのがブナ目の花粉で一般的にはハンノキや白樺ということになっているが姫路ではハンノキを私は一度見ただけです。シラカンバは長野や北海道へ行かないと存在しません。ブナの花粉はヒノキや杉と時期が重複しわかりにくい。血液検査をしないとわからない。ブナは口腔アレルギー症候群の原因として重要です。唇や口の中が野菜や果物を摂取してかゆくなる。桃やサクランボが問題になる。野菜・果物アレルギーは急速に増えている。まだまだ分からないことが多いがも一つの食物アレルギーつまり重要になるのがブナアレルギー。花粉症が原因で起こる食物アレルギーがあることを知ることは大切です。コナラ・ブナ・しいのきがブナ科です。近畿県内ではおおよそ20パーセント以上の方にハンノキ属は陽性との報告がある。