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シダトレンをシダキュアに変えました

スギ花粉症の舌下免疫療法治療薬シダトレンが2年後に無くなります。従って5月で長期解禁のシダキュアにシダトレンを変更することが生じます。シダトレンとシダキュアはどちらも別個の薬です。従ってシダトレン2000JAUをシダキュア2000JAUに処方変更するにはシダトレン2000JAUとシダキュア2000JAUは別の薬になるからいったんシダキュア2000JAUを処方しそのあとシダキュア5000JAUに増量します。鳥居薬品さんご指摘ありがとうございます。今日、出張に行ってシダトレンができない余っている方がお越しになった、まじめな方なので冷所保存のシダトレンが持ち運びできないらしい。こんな方にも5月からは長期解禁なのでシダキュアです。3月と4月に抗ヒスタミン薬をお持ち帰りにならなかった。シダトレンが効くことは実感されている。シダキュアの弱点は簡単にラムネがとろけるところです。しかし出張が多いサラリーマンにはシダキュアがシダトレンに勝る。5月にスギ花粉の舌下免疫療法を始めるためにたくさんCAPRASTの採血を積み重ねてきました。来年の2月にはスギ花粉症が大きく改善します。これで10連休の自院の診療は終了です。よそで診療があるので今日はゆっくり自宅で休みます。かかりつけの方が結構お越しいただきました。

漢方診療の打率向上

エキス漢方ZtoAが始まり漢方診療の打率が向上している。第一回エキス漢方ZtoAinNAGOYAが日本医学会総会と内科学会が行われていた名古屋で晴天のもとが開催された。東京でのエキス漢方ZtoAを追いかける形でふた月に一回行われる。エキス漢方ZtoAは合計26回開催されることが決まっている。AからZまでは26文字で26回医とはすごいですね。AtoZという医学書が多く出ているがZtoAという書籍はないように思う。ゴールデンウイークにしては参加者が多かった。新幹線も指定席を抑えていたので楽ちんだった。一口で漢方診療といっても日本漢方と中医学では全く異なる。系統中医学を初めて日本東洋医学会の岡山県部会で聞いた時これだと思い東京の飯田橋やお茶の水をうろうろするようになり早19年が経過します。系統中医学は古典日本漢方なら傷寒論中医学なら黄帝内経にはこう書いてあるというのを根拠に話が展開する。ところが系統中医学では新しく古典を根拠にするのではなく日本人の現代の感覚に合うようにそして理論的に説明できることをどんどん展開している。常に進化している学問です。

日直しながら漢方薬勉強した

今日は自院で朝から診療しています。よそで眼科の診療していましたら漢方結構使っている先生とご一緒になったので昼の休憩の時に漢方やの話をした。使い方はワンパターンで脈診・舌診はせず弁病らしい。皮膚・泌尿器科、内科に外科と標榜しておられるだけあってなかなかパッと答えが返ってくる。膝が痛い時には越婢加朮湯や桂枝加朮附湯、それにくわえ色々らしい。腰痛には牛車腎気丸に芍薬甘草湯や附子にくわえるとよいらしい。牛車腎気丸だけでは全く効かない。では泌尿器では何が効くのだろう、猪苓湯だそうです。なんでもまず猪苓湯がよいそうだ、清心蓮子飲などは意外と効かないといわれた。こんな感じで私とは全く違う。このほうが患者さんにはうけるのだろう。合わないとかもっと良いのはないかといわれた内容だ。アトピー性皮膚炎には夏は黄連解毒湯冬は補中益気湯がよい。夏はアトピー性皮膚炎に補中益気湯を使うとかえって悪くなる。私も同感ですとお答えした。梅核気が治らない患者さんが播州赤穂からお越しになった。プラセンタの注射はどうかと聞かれたのでプラセンタの注射で対処した。