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ベルソムラはこれまでの睡眠薬とは違います

ベルソムラは従来の睡眠薬とは異なります。ベルソムラは起きているのに出ているオレキシンというホルモンをブロックするオレキシン受容体拮抗薬です。GABA受容体にさようする従来のベンゾジアゼピンとも非ベンゾジアゼピン系睡眠薬とも異なります。GABA受容体は睡眠薬もアルコールも作用する部位です。ベルソムラをきかせるにはコツがある。ベルソムラを服用する時間は睡眠の1時間半前から2時間前と患者さんにはお話しています、寝る前ではありません。血中濃度がマックスになるのは2時間ぐらい経過してからだから。ZDRUGのように直前に服用していては効果が出ない、宝の持ち腐れです。この薬半減期が10時間、朝残る年くて起きられないという人も少なくない。それなら早めに飲んでしまえとお話している。いやな夢を見る人はいる。ベルソムラの良いところは筋弛緩作用がないところです。過活動性膀胱や前立腺肥大で夜間頻尿であっても筋弛緩作用がないから転倒の恐れがない。悪夢を見る人・朝眠い人どんな人が悪夢を見て朝残るかわからない。ロゼレムは体内時計に働きます、昼夜逆転のお子さんにも使用しています。

漢方薬の副作用NO1

漢方薬の副作用で一番多いのが甘草によるむくみと高血圧です。血圧が170もあるとお電話いただきました、きっと甘草甘い草ですよ。昔患者さんがかんぞうの薬が薬局でどうのこうの言ってましたがと患者さんがおっしゃるのを聞き甘草と言う薬が患者さんには肝臓の薬に聞こえたらしい、それ以来私は甘草あまいくさと口にするようにしている、時にはメモを渡している。調剤薬局でむくんだり血圧が上がったりしたら連絡くださいというのは助かる。患者さんは副作用よりも何がどのように聞くという言ことに関心を持っているまさか漢方薬で副作用が自分に起こるとは思っていません。きかなくても優しい漢方薬、よく効くが怖いステロイド。そんなイメージの方が私のところには多いように思う。カルテの表紙に甘草禁忌と書いてある人は多い、それをカプセルと錠剤でお願いしますというご婦人は多い。なかなか難しい注文です。甘草による副作用以外に漢方薬の副作用で多いのはアレルギー性の肝障害、怖いのは風邪のように熱が出て痰が絡まない咳を伴う間質性肺炎。その他胃があれる人も多い、話は変わりますが鍼灸院の先生が八味地黄丸を飲みなさいと言ったからくださいは自費診療、小児科でもらったのと同じ保湿剤くださいも自費。保険でというんには縛りがある。この薬出せますかあも自費。問診など診察に伴い処方するものです。本人来てないんですけども自費。無診療投薬は保険適応外。