関節リウマチのお話はアレルギー学会の専門医講習会でうかがう。タバコはすべてに悪い。当たり前ですが禁煙は関節リウマチの発症予防や治療効果がある。できるだけ早くMTXを投与する、しかしいつになったらやめられるのか。どこにも書いてない話です。ステロイドでは関節リウマチの治療はダメですといわれています。むろん漢方治療では無理です。しかし高齢になり腎機能が落ちてくるとブシラミンやサラゾピリンに帰るとよいらしい、骨破壊防止のためのMTXだから高齢者ならステロイド内服もありらしい。MTXで肝障害や口内炎なら減量するそうです。話は変わりますがアトピー性皮膚炎について加古川の皮膚科医会で講演を聞きました。埼玉医科大学の教授に就任された常見裕一郎教授のお話は明快でアトピー性皮膚炎にJAK阻害剤が来年使える様になっても保湿薬、カルシニューリン阻害薬やステロイド外用薬はなくならない。そして生物製剤が今開発中のものを含めて登場しても外用薬はなくならない。さらには抗ヒスタミン薬は効く人効かない人いろいろおられる、これはヒスタミンだけがかゆみの原因ではないからです。兵庫県のご出身の常見教授はもともとアトピー性皮膚炎を専門にされていたが今は真菌を研究されているそうです。すっとアトピー性皮膚炎が治る治療は今のところない、抗体製剤のデユピクセントも辞めたら元通り。明日はまた神戸大学で漢方頑張ろう。