漢方薬を嬉しそうに使っているといつの間にか返戻と査定の嵐が来る。それが今日2年も前に査定されたと思しきツムラ加味帰脾湯が復活した。平成29年のレセプトで一人の患者さんの症状を詳記しなさいと帰ってきたのになぜか2年前のレセプトで査定されたツムラ加味帰脾湯が初めて復活しました。2年も前の加味帰脾湯です。そして調剤料も復活した。ツムラ麦門冬湯は相変わらずだめでした。加味帰脾湯と麦門冬湯はどちらも漢方薬の中では高価です。なぜこのようになったかといえばひと月に多くて2剤の漢方薬を認めようということに全国的になっている。ところが月初めに受診して漢方薬を2種類二回目の受診でまた2種類。そしたら4種類の漢方薬を処方したとみなされて返戻付箋がいつの間にか来るようになった。同じでよかったら処方する、そうでなく変法を希望する患者さんには月が替わってからお越しいただくように最近は心がけている。症状を詳記しなさいといわれて一生懸命書いても返戻されるということ査定を前提にしているように思う今日この頃です。ほとんど原審通りで帰ってくる。調剤薬局の調剤料15点も復活した。薬を処方したら確実に存することが起こりえる。薬局は一円も損をしない。多剤処方が悪いのは老年医学会がいう通りそれなら漢方薬は煎じてすべてを一つにしないといけない。